どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

今年の秋のまとめ

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今年の秋は、相次いだ大型台風の影響でほぼどこの山域も登山道壊滅状態でした。

そもそも登山口へ向かう舗装路が崩れたり、土砂崩れで埋まったりして通行止めで、登山口にさえ行けない。今尚復旧の見込みがたたない地域や、一部山域では予定より早く小屋閉めみたいな状態だったそうです。

そんな状態なもんだから、10月中旬から11月初旬までの絶好の秋山時期はどこの山にも行けずに、あちこちぷらぷらと観光紅葉めぐりをしていました。

通常の山歩きだと後でブログ書こうと、ポイントポイントで写真たくさん取るんですが、今回は秋の紅葉観光だから写真少なめです。実は通常だと、そんなに写メ取らないタイプです。

 奥鬼怒の八丁の湯に行った二週後の10/23、どこの山も行けないので山歩きは諦めて、長野県小諸市にある懐古園に観光散策に行ってきました。

小諸城の跡が懐古園です。小諸城武田信玄が築城したそうで。ただこの城、穴城と呼ばれる珍しい形状で、城が城下町より低い位置にあるそうです。春の桜も綺麗ですが秋の紅葉もいいと聞いて散策に。

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立派な門。この門の手前に胡桃蕎麦の名店、草笛があるので蕎麦を食べてから散策しました。クルミの付け汁が美味しかった。

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園内はまだ紅葉が早い中、このカエデだけ盛りを迎えていました。

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カエデの黄色と青空のコントラストがぱっきりして綺麗。くそー、いい天気だなー、山歩きてぇ。

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下から仰ぎ見るとカエデから透けて見える陽光が黄金色でステキでした。

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千曲川を望む展望台より。千曲川はまだまだ濁った濁流で、岸辺の土がずいぶん水流に削られているのが見えました。

懐古園、子供の時に来た時はずいぶん広く感じたのに、大人になってみると一周してもなんかまだ歩き足りない感じで。その後、あまり紅葉が見れなかったので軽井沢に移動することに。そして意外に小諸と軽井沢が近いことに気がつきました。

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一度来てみたかった秋の軽井沢の雲場池。しかしここも湖畔を一周できるはずが、台風の影響で半周しかできなくて残念でした。

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ちょっと早いけど、赤い紅葉が見れて満足。

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モミジが多いから赤が多いんだな。池にカモも泳いでいて、ゆったり気分です。

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横に細長い池なので、奥まで行って振り返る。有名な観光スポットなので入口あたりは騒がしいけど、このあたりまで奥に来るとわりかし静か。

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モミジのグラデーションが綺麗。

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雲場池は周辺が別荘地なんですが、とくに大きなお屋敷みたいな別荘(使用人用の小屋が敷地内にあるような)がたくさんある場所で、あたりのお屋敷を眺めながらそぞろ歩くのも楽しいです。あちこちの庭先や生垣や石垣に、キノコがたくさん生えているのもキノコ好きとして楽しい。雲場池を抜けた先で、たぶんアカモミタケ?が群生していたので。

このあと、お屋敷を眺めながら旧軽井沢まで歩いてデリカテッセンでハムを買って帰りました。

 

その二週後の11/7は、福島の檜枝岐村へ。

1年前くらいに福島から尾瀬沼へ行ったときに、帰りに立ち寄りした檜枝岐村の燧の湯に浸かりたくて。村営で立ち寄りのみの浴場だけど、設備も綺麗ですごくいいお湯で。ほのかに硫黄臭のする透明なお湯は、肌がぬるぬるする優しい湯。ここ数年の立ち寄り湯ではわたし的ナンバーワンになっております。

が、雨の尾瀬沼からの帰りに入ったから余計染みて感じた、というシュチュエーション補正がかかっているかもしれない。それを確かめるためだけににもう一度入りに行ったのです(酔狂)

結果、やっぱりいいお湯でしたけど福島は遠かった。ここは日帰りで行く場所でないという結論が出ましたwその日一日の行動時間12時間の内、往復9時間運転するのはもう旅ではなくてただの移動だねwww

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帰り道、行き道に気になったこの看板↑の場所になんとなく立ち寄り。曲がり屋って、岩手の遠野の方で多くて、大切な家畜の馬を一緒に飼うために厩と母屋が一緒になったものでしょう?それが福島にもあるんだなと思って。

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小さな山あいの村落に、曲がり屋が10軒ほどひしめき合ってました。人が実際に住んでる曲がり屋ばかりなので、住んでる方々の邪魔にならないように、生活道路を歩きながら建物を外から見せて頂く感じ。資料館になってる曲がり屋もあり、中では囲炉裏が焚かれて説明係もいました。入場料300円。

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水も山から引かれていて、それぞれ水場があって、上から飲み水、食器洗い、野菜洗いって決められている様子。たぶん今は各家庭に水道引かれているだろうけど、野菜洗ったりするのには今も使ってるんじゃないかな。

秋の早い日没の残照が、向こうの山肌に映えて、すごく懐かしい風景でした。日本の山村の原風景だよね、茅葺き屋根の向こうの紅葉の山肌。

 

その後、なぜかホルモン焼きにハマり、旨いホルモンを追い求めた結果、浦和にある新鮮なホルモン量り売りの店、ホルモン卸一色にてハツ、タン、ミノ、レバー、ハラミ、シマチョウを購入。

たまたま季節外れに暖かい一日だった11/18の休みに、庭で炭焼きして堪能しました。

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量り売りは100グラムから。なんの味気もないビニールに入れてくれるのがまたいい。ホルモンらしい。

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まずは豚タンと焼くのに時間がかかるシマチョウから。タンは歯ごたえよく、シマチョウは噛むと油がジュっと出てくる。レモンハイがすすむ。

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ハツはどこで食べたものより分厚くて美味しかった。

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ハラミは間違いない旨さ、レバーは厚くて新鮮で、甘さを感じるほど。

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ミノはシャキシャキの中にもジューシィでほんとにこれがミノ?ってくらい脂があって旨かった。

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レバー絶品。どこで食べたレバーよりうまいぞこれ。これで100g240円。豚タンなんか115円、ハツ85円。シマチョウ250円。

鮮度バツグンの旨いホルモンは、一色で買って自宅で焼いて食べるんが実は一番コスパいいのかも知れない。埼玉県民ならば、ホルモン一色でググって買いに行って見てください。絶対、間違いない旨さです。

――そんな秋の日々でした。