どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

夜の海と昼の里山

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1/29、30と水木連休でしたが、両日とも午前中は予定が有り朝から遠出ができないような日。かといって、家でだらだら過ごすには、両日とも一昨日の豪雨がウソのような好天で気温も高い、家に篭るにはもったいないような日でした。

29日はふと思いついて午後から鎌倉へ。いつも通勤鞄に付けている荏柄天神の開運守りのヒモが切れていたので、古札を収めて新しいお守りを買いたいと思っていたのを思い出したからです。

急に思いついて午後13:00過ぎに埼玉の自宅を出たので、鎌倉についたのは15:30過ぎ。16:00には閉まる寺社もあるので、いそいで天神様へ向かいます。あいにく、携帯を車の中に置いてきてしまっていたので、荏柄天神での写真は無し。その後、鶴岡八幡宮の参道を冷やかしてから、あたたかいコーヒーを買って、八幡宮の参道をまっすぐ行った突き当たりの海を眺めました。

この日は日が沈んでも16℃もあり、海の風も暖かくて、本当に1月か?という、まるで春の宵のような気温。
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お日様は波の彼方に沈んだけど、まだ西の水平線は明るい、そんな時間。海岸には人がけっこういます。皆、好きなように海を眺めているのが今日一日が終わるのを惜しむように見えました。

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寒くはないけど、海辺はそれなりに風が強い。風が強い上に、満ち潮になってきているのでそれなりに波が高く、打ちつける波も荒いです。まだ波に乗っているサーファーもいました。

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空にはこの日一番の月と明星。

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だんだん波が満ちてきたので、しばらくして引き上げましたが、夕闇の中、薄れゆく夕日の残照を惜しみながら眺める海もまったりしてなかなかいいもんです。薄暗闇の中、潮騒の音を聞いているのはなんだかすごく癒される気がします。リフレッシュするかも、夕暮れの海は。

 

翌日1/30も午前は病院。午後は少しは山道を歩きたいと、武蔵村山市にある、野山北・六道山公園という里山へ。

www.sayamaparks.com

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ここは狭山湖のすぐ下、東京都瑞穂町と武蔵村山市に広がるとても広い里山です。広大な丘陵地帯に里山体験施設や、整備された遊歩道が網目のように広がり、アスレチックなどの遊具を設置したエリアもあります。トイレや駐車場も整備されて、大人も子供も楽しく遊べます。入場料は無料。

広すぎるので駐車場もエリアに分かれて複数箇所あり、ここは里山民家駐車場にある里山民家。名前通り、昔の古民家が移設されており、そこが案内所のようになっています。土日はイベントなども開催されている模様。

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古民家の玄関脇には竹馬。しかも今は見なくなった藁と竹で作ったヤツ。子供の頃、竹馬って乗って遊んだよなあ。さすがに自分が遊んだヤツはここまで古い作りではなかったけど。

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古民家内部。囲炉裏が切ってあり、いつも火が熾きています。日本人の郷愁を誘う風景。

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昔の水場の復元。土間に竈がたくさん。

この古民家内に、公園内案内図や植物などのパンフレットが置いてあるので、遊歩道を歩く前には立ち寄りを。裏には綺麗な水洗トイレもあります。

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古民家の裏手には昔ながらの方法で小川から灌漑用水を引いて田んぼが作られています。田には水鳥たちの餌場になるよう、冬でも水が入れてありました。

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里山なので標高数十メートル。雑木林の中を整備された遊歩道が続きます。

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尾根に乗ると、日差しの降り注ぐ、広くて歩きやすい道。ここを目的地の展望台へ歩きます。

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 目的地の展望台側にある広場で、スーパーで買ってきた惣菜で昼ご飯。この展望台周辺はベンチやテーブルなどがたくさんあり、下生えも芝生で休憩やランチにもってこいです。

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 お腹を満たしたら、ザックを枕にしばらく芝生に寝っ転がる。1月とは思えない暖かい日で、日差しが当たると黒いジーンズだと暑いくらいでした。風もそよそよと吹くくらいで、まるで春のよう。

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 寝転んで仰ぎ見る空の青さは、間違いなく冬の青なんだけど。

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 山道を下って、里山民家へ戻ります。ほんと、春のあぜ道という風情。

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 田んぼの中では白鷺が餌を探してました。

二日とも午前に予定があって、朝からどこかの低山を歩くという事はできなかったけど、たまにはこんな街歩き、里山歩きも楽しいもんです。天気が良くて、寒くないなら尚の事。