どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

秩父・大血川渓流ニジマス釣り

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やっと緊急事態宣言の解除がされた週の5/28木曜。この週は水木と連休でしたが、木曜のほうが天気がいい予報だったので、朝から奥秩父の大血川渓流観光釣り場にニジマス釣りに来ました。

本当は久々に山歩きしたかったけど、どこの登山口や駐車場も5/末まで閉めている状態で車で登山口に向かえない。この状況で公共交通機関を使っての移動もしたくないし。行ってみたい山域、八ヶ岳志賀高原などは越境しての移動になるのでしばらく自粛、でもせっかくのいい天気、緑が見たい、新緑の中で過ごしたいってんで、ここ数ヶ月溜まってたアウトドア欲求フラストレーションをはらすべく、管理釣り場での釣りとなりました。

 もともと渓流管理釣り場でのニジマス釣り遊びが好きなので、私のスマホのブックマークには管理釣り場検索サイトがいくつかあります(笑)。

www.kanritsuriba.com

コロナ禍で休業してる釣り場も多い中、管理釣り場サイトで奥秩父にある大血川渓流は5/18から営業中と発見。写真で見る渓相もなかなかいいし、なによりヤマメ・イワナのエサ釣りに加えて毛鉤釣り、ルアー釣りエリアもある。

oochigawa-fishing.jp

かなり山奥だからそんなに人もいないだろー、朝から行って時間釣で二時間釣って、釣れたやつを昼には塩焼きして食べて帰って来ようと、7:00に出発。

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関越に東松山から乗って花園で降りて、長瀞有料道路に入り、140号をひたすら雁坂トンネル方面へ向かうと、道の駅大滝の手前で左側に看板が出てきます。左へ入り10分も行くと到着。9:00についたからだいたい2時間くらいかな。

高速代600円、有料道路420円で移動代金1020円なのも嬉しい。長野方面行くと往復6000円当たり前だからなー。長瀞有料道路、以前は現金のみでしたが今回、スイカ使用可能になっていて助かりました。

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綺麗なトイレもあります。駐車場は受付前に4台、トイレ前に5台、その前後に5~6台。見た感じ管理棟付近は15台程度。だけど道をもっと奥にいったあたりにも駐車場があるそう。帰り際には満車になっていて、あとから来た車は奥にもありますのでとそちらを案内されていた。

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手前の橋から下を覗く。おー、きれいな水だ。新緑も美しい。大岩もごろごろしてて、なかなかいい相した渓流だ。

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管理棟と食堂。釣った魚は塩焼き(別料金)してくれて食堂で食べれます。

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ちなみに今いる場所は紫でマルしたとこ。奥秩父的には入口あたりかな。140号(地図中の茶色の太い道)をずーーっと行くと雁坂トンネルから甲府へ抜けます。

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今回、ニジマス二時間釣り3000円をチョイス。ヤマメ・イワナ二時間3500円もかなり惹かれたけど、ヤマメ・イワナエリアはほとんど自然の渓流で、ニジマスほど簡単には釣れないだろうと踏んで、時間釣りだから二時間で回収率が高いだろうと思われる方を選択w

今回、この釣り場を選んだのは、エサ、ルアー、フライに加えて、【テンカラ】も可能な釣り場であること。

日本古来の渓流での毛鉤釣り、テンカラ釣りにちょーーーっと興味があって、実はやってみたいなーと思っておりまして。テンカラやるなら一日券で釣りたいので、釣り場の様子を下見に来た、というのも今回の目的なのです。

今回、釣り趣味の主人が持っている古ーーーい渓流竿(エサ釣り用)を押し入れの奥から出してみたので、竿代は持ち込みで無料。エサもサイト上にあるサービスチケットを印刷ORスマホ画面で見せれば一回無料なので、支払いは入漁券代金のみ。

しかも下見なので竿一本を二人で交互に使う予定で一人代金3000円のみ支払います。

釣り場により色々ですが、入場する人全員が入漁券を買わなくてはダメなのでなく、ご主人が入漁券買って、奥さんと子供は椅子出して見物、たまに交代して釣りとかも全然OKなのです。

大血川は一人券買えば同伴でプラス3人まで入場OK。入場料は無し(同伴者も500円とか取る釣り場もある)。

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 釣り場への入口。管理棟で代金支払い、竿は自前なのでビクだけ借ります。竿が無い場合はここで借ります。

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 今回あてがわれた場所は入口降りてすぐの釣り場でした。小さい折りたたみ椅子を持ち込み、仕掛けを作ります。貸し竿はもう糸と針は竿に付いた状態で貸してくれますが、自前竿なので竿伸ばして組み立てて釣りの仕掛けを竿に結ばないとならん(←竿の持ち主の夫が(笑))。竿はしまう時には糸や針外してあるからね。

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 あてがわれた釣り場。なかなか広くて、普通の釣り場ならふたつ場所取れるサイズ。渓流をところどころせき止めてプールにしてありますが、ほとんど自然の流れをそのまま利用している感じです。

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 自分の釣り場から上流部分を望む。奥に見える橋から向こうがヤマメ・イワナエリアで、そこはこのマス釣り場みたいにせき止めた段々プールでなく、ほんとうに渓流そのままでした。

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 開始時に係りのおじさんが自分たちの場所にバケツ一杯のニジマス(たぶん8から10匹)を放流してくれて、この場所での釣れるポイントを教えてくれます。大岩のごろんとしたあたりから、左への場所がよく釣れました。

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 新緑の中で仕掛けをいじる主人。平地が28度と暑くても、ここは秩父の奥地。標高があるので朝釣り場についた時はひんやりして寒いくらい。しばらく上着を着てました。

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 20年ものの渓流竿。5mもあるのですこし扱いにくかったけど。貸し竿は3mぐらいだったかな。

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 この底が白く見える場所(下が砂の場所)から左の岩場へうつるあたり、引きが多かったです。管理釣り場によっては人工プールみたいな場所にうじゃうじゃ魚がいて、魚が餌を喰うとこを目で見て合わせて釣るような場所もありますが(合わせ釣り得意だけど)、ここは全然魚が見えない。たまに砂の上に来た魚影が見えるくらい。感触としては自然の渓流に近い釣り場でした。(でも、まあまあ釣れる釣り場かな、自分的には)

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 真剣に釣る主人。仕掛けをきちんと使い、渓流釣りセオリー通りに流れに乗せて流す釣り方ですが、結果は3匹。投げ入れてはカンで引き上げる、セオリー無視な自分釣りの私は7匹。

ニジマス、アタリがすごく繊細でわからんのよ。浮き釣りでなくて目印釣(マーカーという蛍光色の小さいプラスチックの板みたいなものを糸に複数つけてある)だから、目印が水にグイと引きこまれたら合わせるのがセオリーなんだけど、引き込まれるのを長々待つと魚が針飲んじゃう(喉まで針飲むと針を外すのが大変なのー)。

上流から下流に流すのは基本だけど、目印が少しでも動いたらひきあげたほうが魚も唇にひっかかるくらいでよく釣れました。

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 ビクのなかにみっちり詰まる魚たち。

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 結局、9:30から11:30までの2時間一人分3000円で10匹の成果。うち7匹が自分。目印釣りは始めてだったけど、後半でコツ掴んで4匹連チャンで上げた。たぶん、開始時に放流した分は釣り上げたんじゃないかな。二時間釣りの持ち帰り数も10匹までだし。(………前々から管理釣り場では身内で一番の成果を上げてきているので、もしかしたら釣りの才能があるのカモしれん……w)

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 持ち帰りのために腹を開いてワタ抜きは無料だけど、塩焼きは一匹150円。4匹焼いて6匹持ち帰りました。渓流上流部で水が綺麗だから、魚の身もホクホクで美味しかった。持ち帰った6引きは半分父親世帯にお土産。

私が小さい頃、よく一人で釣りに行っていた父は、私が管理釣り場ニジマス釣ってくると、自分も行きたそうな、嬉しそうな顔をする。そのうち一度、一緒に来たいもんだ。

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 ニジマスだけでは腹が膨れ無いのでザルうどんを注文。ふきのとうなどの山菜の天ぷらや自家製のふき佃煮などの小鉢がふたつ、自家製おしんこまでついて700円はお得。手打ちのうどんも腰が強く美味しかった。

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 食後、ヤマメ・イワナのフライ、テンカラ釣りエリアを下見。ほんと渓流そのままなのでけっこう釣り場へ降りる道が険しいポイントもありました。淵のブルーが綺麗。ここは下流イワナ釣り場。この上がマス釣り場で、さらにその上にまたイワナ釣り場がある感じ。イワナ釣り場にマス釣り場が挟まれている形です。

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 ニジマス釣り場上流のイワナ釣り場。この淵の小さな滝の下あたり、魚居そう。今度テンカラ試す時には、この淵に毛鉤投げてみたい。

やってみたいと思っているテンカラ釣りは、竿と糸と毛鉤のみのすごくシンプルな釣りです。また、装備がすごくコンパクトにまとまるのも魅力。トレッキングポール程度のサイズに竿や仕掛けが収まるんです。

山を歩いていると、ああ、魚居そう!いや、魚いるじゃん!魚影見える!という渓流に出会うことはよくあります。遊漁券を買わないと竿出してはいけないですが、そういうポイントで竿を出して釣れたらいいなーと前から思っていました(んで焼いて昼ご飯にする)。しかし渓流の釣りはメインはエサ釣り。エサはだいたいブドウ虫や飛びゲラ。幼虫みたいなヤツとか絶対触れないので、毛鉤なら触れるってんでテンカラに着目したんでした。エサ釣りだと生き餌用意しないとならないしね。

登山は趣味として今後も絶対続けていきますけど、そこにもしかしたらテンカラ釣りが加わるかもしれません。まだ竿も持ってないし、やるかわかんないけど、もしかしたら。

――人生、やりたいことはたくさんあったほうが楽しいし。