どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

奥裾花自然公園からの白馬→安曇野→糸魚川

『遠くに行きたい……』

前回の八幡平遠征から1ヶ月。職場と自宅の往復にだんだん疲れてくる頃、仕事中に脳裏をよぎるのは遠く、雪がまだ残る凛々しい山脈。新緑の芽吹いたばかりの登山道は、葉っぱの天蓋を通って溢れる日差しに空気まで緑色で、わたる風はまだ残雪の冷たさを含み涼しく、聞こえるのは春セミのしゃわしゃわという鳴き声と、春に喜びを歌う、小鳥たちの求愛のさえずり――。

……長野の奥座敷、戸隠の更に奥にある鬼無里に、奥裾花自然園という水芭蕉の群生地があると聞き、山のあまたのその奥にあるという楽園を見に、5/25に行ってきました。

そこからもうちょい奥へ行くと白馬村白馬村からは1時間くらいで安曇野だし、反対へ2時間行けば日本海だし………?

旅ごころの疼くままに右に左にハンドルを切った二日間の記録です。

 

おはよー長野!朝の松代PAは雲一つない晴天です。

前日、5/24火曜夜に仕事を終えて帰宅して準備して、21:20頃埼玉の自宅を出ました。関越から上信越、長野道と来て、目的地の長野IC手前の松代PAに12:00着、仮眠します(仮眠と車中泊の差は、エアベッドを設置するかしないか)。朝6:00起床。

松代PA、そんなに大きくはないけど設備綺麗だし、けっこう車中泊が居ました。また長野IC方面来るときは前のり仮眠に使いたい。

長野IC下りて長野市内を通ります。県庁通りは平日7-9時の間、2車線の左側はバス専用になり、普通車は右レーンのみ通行。そのせいで渋滞してて30分くらい時間喰いました。市内を抜けて国道406号を白馬・鬼無里方面へ。鬼無里に入ったら途中で右に折れて更に山の奥へ。だいたい長野ICから1時間30分くらいで奥裾花自然園の駐車場に着きます。

kinasa.jp

開園は8:30。広い駐車場には2箇所に水洗トイレあり。駐車場から一段上がった高い場所に観光センターと売店もありました。着いたのは8:45くらいですが、平日朝一だからか駐車場がらがら。昼に下りて来た時は半分くらい埋まってたけど。

入園料410円を支払い、9:10頃に歩き出します。

案内図を見る。駐車場から自然園までは2キロほどアスファルトを歩きます。今回は今池コースとこうみコースを歩くか。ブナ林コースはこの時期、冬眠から覚めて子連れの熊が居そうでこわいかなー。この時期は山菜や木の新芽が熊の主食な時期。

ゲートの脇から入ります。

アスファルトの両脇は芽吹いた山菜や草花の新芽でいっぱい。ズームだから画像が粗いけど、ゼンマイ系の巻き巻きは見ると心躍る。

途中の池には魚影が。観賞用ですと立て看板があったけど、ヤマメとかの魚影っぽいんだけど……?釣り禁止ってことかな。

木々の切れ目からは、ギザギザの戸隠連峰が見える。

道はゆったりと上り坂。自然園まで2キロは距離があるけど、ちょうどいいウォーミングアップ。

くもひとつない晴天と、自然園の奥にある中西山。登山道にはまだ雪が残ってます。

あちこちにクマ注意看板があるし、アスファルトにも動物の糞が散見。クマ鈴はお互いにつけて常時2個鳴らして歩いてます。樹木で見通しが悪い場所では定期的にホイッスルも吹きました。この時期は小さい小熊連れで気がたってる親クマ多いので、お互いに不幸な出会いはしたくない。

戸隠連峰の図解があるカーブでは、図解から視線を左へ向ければ……

図解通りの絶景が見れます。『蟻の戸渡』という断崖絶壁ナイフリッジが有名な修験の山。私みたいな万年初心者へなちょこハイカーが足を踏み入れられないような険しい山域なので、実際にこの眼で見ることはないかと思っていたよ。

自然園入口に到着。広場になっていて、和式だけど水洗トイレあります。

アスファルトは手前までで、ここからは砂利道です。

ブナの新緑が綺麗。

今池コースへは、入ってすぐに右へ降りる道へ。

エンレイソウ。咲いてるのは始めてみた。葉っぱの真ん中から花が咲く、おもしろい姿。

下に降りると、花が終わり葉がほうれん草のように育った水芭蕉がお出迎え。

足元にイワカガミ発見。高山植物の豊かな場所だな、ここ。

水芭蕉は雪が溶けた場所から順次咲いていくので、山陰の残雪が残る端のほうはまだ咲いたばかり。6月上旬までまだしばらく楽しめそうです。

パノラマで。

湿原をぐるりと取り囲んでる遊歩道は、二人並んで歩けるほどの広さです。凹凸もほとんどなくて歩きやすい良い道。

確かに、今は葉になってる部分も咲いてる時期ならすごい見ごたえあるかも。

奥の日当たり良い場所は花が終わって葉になり、手前の影になる場所は今が見頃。

湿原内にはいくつかの流れがあります。

日陰になってる流れのそばでは、葉が大きくなってきてるけどギリ見頃の水芭蕉

湿原の端を横切る木道の手前の幅2mほどの小さな流れ。流れの傍は水温の関係か、まだ花が多かったような。

ばしゃん、と跳ねる音に、偏光グラスのオットが『ヤマメだ』と。すかざず私もクリップオンの偏光グラスをメガネオン。いるいる!15cmか20cmくらいの、若いヤマメが!結構な数居ました。人の気配に岸から奥に逃げて、ほかのヤマメのテリトリーに入ったヤツが、テリトリーのヤマメに追われる姿とか見れた。毛鉤いれたらすぐ食いそうで、わくわく。

パノラマで。水芭蕉を愛でて、ヤマメも愛でる。

なんとも言えずいい雰囲気だなー。目には新緑と水芭蕉と魚影。流れが涼しい風を運んでくるし、しばらくここに居たい。

パノラマで。

お、だんだん見頃の水芭蕉が出てきた。

もう少し早い時期ならば、奥の緑もすべて水芭蕉だったのかな、それはなかなかの景色だろうなー。

パノラマで。まあまあの広さの湿原全て水芭蕉、想像したらそれは壮観だろうな~。

清水のせせらぎと水芭蕉。こんなせせらぎの中の水芭蕉尾瀬ぐらいでしか見れないと思っていたよ。

これは育ちすぎた子。花が終わると小松菜かほうれん草みたいにつやつやの綺麗な葉っぱが伸びてくる。毒があるから食べれないけどね。

ブナの新緑が綺麗だ~。青空をバックにした新芽があまりに綺麗で立ち止まって眺める。萌黄とはこういう色なんだろうな。

今池湿原を一周し、おくのこうみ平湿原へ。

小さな湿原をぐるりと一周し、奥にある吉池を見てもどろうかと。さっきの今池湿原よりは山道だけど、それでも整備されていて歩きやすい。日陰にはまだ雪が残ります。

ほんと、こじんまりした湿原です。真ん中のあたりの水芭蕉はちょうど見頃。雪が最近溶けたんだろうな。

こうみ平湿原を半周し、分岐から吉池へ。原生林の中の小さな池です。春セミの声、キツツキのドラミング、小鳥たちのさえずりしか聞こえない世界。

水の中には両生類の卵塊。クロサンショウウオのものだそうで。モリアオガエルも生息してるそう。

卵塊をアップ。ちょいキモだけど、カエルの卵ほどではないか。こんなにたくさんあっても、生き残るのはほんの少し。自然界は弱肉強食です。だから弱者ほど卵をたくさん産むんだけど。

秋の景色の写真もあったけど、紅葉もなかなか見事な様子でした。こんどは秋にきてみたいな。吉池からブナ林を通るコースもあったけど、ちょっとこの時期は子連れクマが怖いので、元来た道を戻りました。

駐車場にちょうど12:00着。ゆるりと歩いて2時間~3時間ほど、7キロほどのほどよい山歩き。新緑も気持ちよく、水芭蕉も美しく、とてもいい場所でした、奥裾花自然園。今度は季節を変えて、また歩きに来たい。

国道406号に戻り、5分ほど長野方面へ戻ると、旅の駅鬼無里の手前に、いろは堂というおやきのお店があります。道の対面に大きな駐車場あり。お店は朝8:30から開店で、奥裾花への行き道に8:15過頃に前を通ったらすでに開店待ちの車が止まっていました。

今日のお昼はここのおやきを買って、運転しながら食べて白馬へ向かいます。

おやき 長野いろは堂

店内は囲炉裏の周りに椅子があり、お品書きと紙が置いてあって注文を書いてレジするシステム。きりぼし、粒あん、あざみ、野沢菜、ねぎ味噌を温めてもらって持ち帰りで注文。

冷たいお茶と温かいお茶の無料ポットサービス有り。温めを待つあいだに野沢菜おやきの一口サービス、美味しかった。

五個購入。買いすぎかしら?紙袋のデザインもかわいい。

サイズはこぶりだけど、厚さのあるおやきです。そば粉入の皮です。

これは切干大根。切干を味噌で炒めた味です。おやきの皮に具を詰めたのではなく、具を皮で包んだ、という感じです。

切干大根も、ねぎ味噌も野沢菜も全部美味しかった!粒あんも、甘いのがおやきの皮に合って旨し!春限定のあざみが、蕗のトウのようなタラの芽のような、独特の香りと味でこれまたヒット!こちら方面へきたらまた絶対リピート決定!5個種類を半分こしながらペロリでした。

『……トンネルを抜けると、そこはアルプスだった』

暗闇から出た瞬間、目の前にばーーんと広がるアルプスの絶景、マジに素晴らしかった。景色が日本ではないみたいだ。ビューポイントらしく駐車場があるので車を止めて、オットとしばし眺めてました。この時、頭の中にはハイジのオープニングのマッターホルンの音とヨーデルが流れていたよ♪

白馬村ではパタゴニアに立ち寄り。アウトレット商品があるのでオットが立ち寄りたいと。私はPH11のアルカリ性温泉を目当てにしてたけど生憎休館。お風呂は安曇野で入ろうと計画変更し、安曇野を目指します。しゃくなげの湯で汗を流し、道の駅へ向かいます。

途中、コンビニでお酒など買って、今夜の宿、道の駅安曇野ほりがねへ。窓に目隠しして、後席シート倒してフラットにしたら、プラの荷物入れをテーブルに酒宴のはじまりです。

カップに入ったロックアイスに、スキットル持参のウィスキー入れて炭酸水いれたハイボールがめちゃ美味かった。このカップアイス、ワイン入れても良かったしまた車中泊でリピートしよう。22時には片付けて寝袋へ潜り込み、おやすみなさーい。

horigane.or.jp

おはよー安曇野安曇野は昨日夕方からすごい雷雨で、しゃくなげの湯でお風呂してるときにどこかに雷落ちて、一時停電して館内自家発電に切り替わったほど。道の駅で車中泊準備するころには雨が上がってたので設営は困りませんでしたが、朝の北アルプス常念岳は拝めなかった~。

このあと、早朝から朝風呂営業してるヴィレッジ安曇野という研修施設で朝風呂します。AM6:30~8:30まで550円で外来入浴可。温泉ではなく安曇野の湧水だけど、汗を流して髪を整え、化粧できるのは嬉しい。

朝風呂したら、車で3分の大王わさび園へ向かいます。

わさび園は8:30開園だけど、園内カフェは8:00から営業してて、10:00までのモーニングタイムは湧水で丁寧にいれたコーヒーが半額です。しかもスコーンのおまけがつく。アイスのコールドブリューとホットを注文。アイスはタンブラーに移し替えました。湧水がいいのか、甘さを感じるすごく美味しい朝のコーヒーが飲めました。しかも半額で♪

daiowasabifarm.wixsite.com

朝のわさび田を見ながら、優雅なモーニングコーヒー。カフェの前はわさび田を眺めながらコーヒーを飲める椅子と机があります。わさび田の上は鯉のぼりが沢山でした。道の駅も鯉のぼりがあったし、長野のこのあたりでは5月いっぱいは鯉のぼり飾るのかしら?

わさびは日差しに弱いので、黒い布で日陰を作ります。布の下が湧水の流れるわさび畑。さて、8:30回って売店が開いたから、今回安曇野に来た目的を果たそう。

今回の安曇野行きは大王わさび園で生わさびを買う事が目的。10年くらい前に、蕎麦を食べに安曇野にきて、大王わさび園で買って帰って生わさびが美味しくて。その後もあちこちで生わさびを買ってみたけど、やはりここのが一番旨かったので。

前回、800円サイズを買ってすぐ無くなったから、今回はちょっぴりはずんで1200円のを購入。朝イチで鮮度良いわさびを買うミッションは果たしました。他にもお土産を買って一度車に置いてから、わさび園内を散策します。

駐車場脇を流れる川はすごく澄んでいて、綺麗な水にしか生えない水草が揺らめきます。黒澤明監督の『夢』という映画に出てくる水車シーンはここで撮影されたそうです。

わさび園を一周できるコースはこんな感じの道です。ちょうどアカシアが満開で、道が白くなるほど花びらが積もっていた。アカシアもわさび田に日陰をつくるため植えたそうです。

奥のほうに湧水噴出場所の看板があったけど、いまいちはっきりわからず。それでもこの幅の黒い布の下は、細かい砂利の上に年間通して13℃の湧水が縦横無尽に流れ、わさびを育んでいます。

ぐるりと一周して、もとの水車の場所に戻ってきました。ちょうど時間は10:00ちょい前。よし、タイミングばっちり。

わさび園は8:30から開いてるけど、店内の飲食店は10:00から。きょうのもうひとつの目的は、この大王庵のわさび飯を食べること。すでに一組並んでいて、我々は二組目。すぐに暖簾が出て、開店時間です。

daiowasabifarm.wixsite.com

これが食べてみたくて~。ずいぶん前に孤独のグルメで静岡のわさび丼を見てから、一度食べてみたいとおもってたんだ、生わさびとご飯のコラボ。今回、二日目の安曇野の朝食は絶対わさび飯と決めてました。

席につくと、お水と一緒に生わさびが出てくるシステム。たしかにどの定食も生わさび付いてるし。

わさびを擦りおろしながらご飯を待つ。いいワサビのさわやかな香りです。

ご飯、ごろごろ野菜の味噌汁と、煮物の小鉢、ワサビの茎の酢漬け、薬味入れには鰹節、小口ネギ、刻みのり。まずワサビの茎の酢漬けをご飯に散らして、鰹節、小口ネギ、刻みのりを載せます。そこで一度醬油をひとまわし。最後に生わさびを乗せて、混ぜながらいただきまーす♪旨い、でも辛い、鼻につーんとくる、旨い、でも辛いを繰り返してたら完食!さわやかなワサビの香りと、辛いけど甘みもある味は、湧水で炊いた釜炊きお米の美味しさをぐんと引き立ててくれます。これはまた食べたいかも。私の擦ったワサビは辛かったけど、オットのワサビはそうでもなく、部位や個体に辛さの差があるのもまた楽しいです。

さて、目的のものは食べれたし、買えたし、これからどうする?松本城でも見て帰る?なんて話してたら、オットがぼそりと言った。

『旨いワサビは、やっぱ日本海の旨い魚で食べたくない?』

………よろしい、ならば新潟だ。

今来た道を引き返して、また白馬を抜けて、日本海を目指します。安曇野から2時間半で新潟は糸魚川に出ました。途中、再び白馬に立ち寄りしたり(昨日定休だった好日山荘立ち寄り)、道の駅小谷で買い物したりして14:00頃に日本海着。おー、太平洋ならよく見るけど、日本海はなかなか見れんよなー。

ここ糸魚川の海岸線はヒスイが取れるらしく、ヒスイ拾いしてる方々がちらほら。

日本海というともう少し荒々しいイメージがありますが、この日は風もなく、湖のように静かなベタ凪の海面でした。寄せて返す波も静か。

しばらく日本海を眺めてから、ここから30分ほど北上したところにある、海産物を扱う道の駅へ向かいます。

目的地の道の駅マリンドリーム能生は、道の駅というより市場のようでした。手前は海産物加工品や鮮魚を扱う店で、月当たりのカニマークのところはすべてカニ屋さん。何々丸って屋号なので、魚船ごとに店出してる感じ。

www.marine-dream.net

この一番手前の店で、なかなか良い刺身を安く買って、旨い魚ミッションはコンプリート。この店、なかなか魚が良くて安いので、また来ることがあれば必ず寄りたい。

朝わさび飯を食べてから、長距離移動でお昼を食いっぱぐれてたんで、道の駅で海鮮丼でもと飲食店に行きましたが、すでに15:00なのでどこも終わり。駐車場の横に、能生漁業高校のアンテナショップがあり軽食が取れそうだったのでフィッシュアンドチップスをサメで注文。

クラフトコーラとフィッシュアンドチップス。10分待ったから揚げたてのあつあつ。

オニオンリングも入っていて、容器も紙でおしゃれ。フォークも木ですべて再利用できる素材だった。

サメ肉、うまっ!サメは東北でも食べるので、子供のころに父の実家青森に帰省すると煮つけとかで食べました。肉質がツナっぽい鶏ムネ肉みたいで、唐揚げにすると旨い魚だからフィッシュアンドチップスにも合うと思ってた。

フィッシュアンドチップスの旨さに、これは他もイケると、ペペロンチーニとたらこスパも追加注文。朝10:00から食べてないし、これからロングドライブだし、今食べちゃえ。追加したペペロンチーニもたらこパスタもとってもおいしかった。しかも紙の皿でおしゃれだった

能生インターから初北陸道!さあ、ここから4時間がんばろう!前方には北陸の山々が。

妙高の雄姿を前方にばーーんと見ながら、気持ちよく車を走らせます。

長野道に入ったあたりで、『小・布・施!小・布・施!栗ソフト!』コールを始める。オットは『小布施PAにあるかわかんないじゃん、栗ソフト』って言うので『小布施PAで栗ソフトが無いはずがない。それは佐野SAで佐野ラーメンが無いレベル、栃木県でとちおとめのアイスが無いレベルだ』と言い切り、下調べせずにPAに突入。

もちろんありましたよ栗ソフト、これは栗ソフトの上級バージョン、モンブランソフト。栗クリームと甘露煮のついたヤツ680円。

小布施の栗きんとんの和栗味のする栗アイスに、栗クリームが濃厚さを加えて、栗甘露煮と一緒に食べれば口の中が至福……。

自分用のお土産、栗鹿の子と栗羊羹購入。とくに小布施堂の栗鹿の子、結構好きで時々食べたくなるんです。

19:50には帰宅、山盛り洗濯して片づけて風呂して、それから買ってきた酒肴で一杯タイム。新潟と長野の境目たりの道の駅小谷で買った日本酒、北アルプス。名前に惹かれました。

マリンドリーム能生で買った魚は三種類。皮目を湯引きてあるタイ(地もの)とショウサイフグ。タイは甘く、脂がのってプリプリ。ショウサイフグも甘さのある白身でこりこり。

ヒラメの昆布締めは、身が金色になるほど昆布が染みてて、醤油つけなくても食べれるほどの味。身はねっとりでうま味がすごい。これもめちゃ旨し。半身柵で680円でした。タイもあの量で湯引きしてあって900円。フグは450円。めちゃ美味しくて安い魚に大満足です。

この美味しい日本海の魚を、鮫皮で擦った安曇野の生ワサビでいただく………もう、日本酒が止まらない♪

今回の走行距離は770キロ。GWの東北遠征が実は往復1400キロいってたので、700キロって聞いても、八幡平までが600キロだし?そんなたいしたことない?と、走行距離感覚が夫婦ともにバグってきていますw(いやいや、よく考えたら青森まで片道700キロよ?ww)

 

前日夜に家を出て目的地近くで仮眠、朝から山歩きして下山後に車中泊し、翌日は観光して帰る気ままな旅、癖になりそうです。行きたいとこだけ数か所ピックアップして、その時の気の向くままに舵を切る。元来が行ったことない道をドライブするのが大好きなタイプなもんで、知らない町や温泉に行ったり、口コミだけで地元の食事処行ったりするのが苦にならないタイプ。

車中泊という禁断の扉を開くと、遠出がぐんと楽になります。二日しかない連休を前夜から有効に使うには、これが一番効率がいいかなと。これから夏に向けてさらに車中泊シーズン、1500m以上の高地を狙えば夏も涼しく寝れるし、場合によっては満天の星空など拝めたりします。

なに、フロントガラスの日差し除けと、サイド窓ガラスの目隠しにタオルでも数枚あればいいんです。あとは寝室で使ってるマットレスを積めばそれでもうアナタも車中泊準備OKですよ~♪