どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

ハシビロコウを見に掛川花鳥園

2/29に、静岡県掛川市にある掛川花鳥園へ行ってきました。

実は半年ぐらい前からハシビロコウが気になっていて、グッズを買ったり、YouTubeの動画などを見て癒されていました。自宅から近いところだと上野動物園ハシビロコウが居るので、1月くらいに見に行ってきたんですが、ちょうど鳥インフルエンザの流行により展示が縮小されていて。じっくりハシビロコウ見れなかったのと、やはり柵や網ごしだと鳥が遠くて面白くないな、と。

その点掛川花鳥園は、大きな温室内で自由に過ごす鳥たちの住処に人間が訪れるタイプの展示なので、フェンス越しでない、同じ空間にいるハシビロコウを見れるのと、ハシビロコウ界のアイドル鳥、『ふたば』ちゃんがみれるってんで、片道4時間かけて行ってきました。

k-hana-tori.com

 

掛川花鳥園の開園は朝9:00。間に合うように5:00に早起きして久々の東名高速を静岡へ。掛川インター降りたらすぐです。9:10過ぎに到着。

入口はなんとなく和風。花鳥園というより、民俗資料館のほうがしっくりくる佇まい。大人1,800円を支払い入園します。

入ってすぐはフクロウの展示ブース。ガラス越しの小部屋にいろんなフクロウやミミズクがたくさん。

その先は水鳥とペンギンのブース。おしどりたちの居る池の道挟んで反対側がペンギンプール。

手を出せば触れるくらいの場所にペンギンがたくさん泳いでいます。餌付けイベントなどあるので人馴れしていて、人間がくると寄ってきます。

個体識別は、腕につけたリング状のゴムの色。すべての個体の名前と性格が壁に張り出されていて、見ていて楽しい。

その先に進むと、ハンギングフラワーの美しい、飲食休憩スペース。花鳥園なので、花々もとても綺麗です。

屋内イベントスペースを抜け、インコのいる睡蓮プールの温室に入ります。ここの主な住人、メキシココガネインコ。陽気で人懐っこい。

人馴れ具合はこのとーり、臆せず肩や頭に乗ってきます。インコのエサの無人販売台が数ヶ所あり、100円を箱に投入してエサを取るタイプなんですが、我々がなんだろうと販売台を覗き込んでいたのを、エサを買ったと勘違いして乗ってきています。オットの肩に最初は2羽いて、1羽はしばらくそのまま付いてきていました。

睡蓮プールは大きいプールが二つあり、どちらも睡蓮がすごく綺麗でした。

手前のプール水中には、アマゾン原産の古代魚ピラルクー。数メートルにもなるでかい淡水魚です。こいつもエサやり出来ます。

睡蓮咲く暖かい温室内を、先ほどのカラフルなインコ達が集団で鳴きながら飛びまわります。カラフルな鳥が集団で飛ぶのは美しいし、まるで南国のジャングルみたい。

睡蓮もすごく綺麗。水中には小さな熱帯魚がたくさん泳いでました。

様々な色や形の睡蓮を楽しみながら、一番奥のハシビロコウの森を目指します。

居た!いつもYouTubeで見てるとおり、寝室上の好きな場所に仁王立ちする、ふたばちゃん。

やっぱでかいなー、ハシビロコウは120cmくらい高さがあります。このふたばちゃん、日本にいるハシビロコウで一番有名な個体ではなかろうか。単体でのフォトブックやカレンダーも出ています。

飼育下にあるハシビロコウは、飼育スタッフになつき、スタッフにクラッタリング(嘴をカタカタ鳴らす行為。鳴き声が出ないから)やお辞儀をします。どちらもハシビロコウの求愛ディスプレイで、自然界であれば仲間のハシビロコウや、番になる鳥に示す行動なんですが、飼育下では人に親愛を示している姿がとても可愛い。

ハシビロコウは鳴き声があまりでない鳥なので、態度でコミュニケーションを取るそうです。もちろん、クラッタリングやお辞儀や誰にでもする行動ではなく、飼育スタッフさんにだけ示す親愛行動ですが、ふたばちゃんはイケメンの男性飼育員さんに特に良く反応するんだとかwそんなわけで掛川花鳥園ハシビロコウ班はイケメンが多いみたいですw

動かない鳥とか、正面顔が怖い鳥とか言われてるけど、意外と動くし、正面顔も角度によっては可愛いのです。

見てたら下に降りて来てくれました。大きな翼で飛ぶ姿は写真には取れなかったけど迫力満点。

横顔かわいい。頭の冠羽(かんう)が毎回形が微妙に違っていて、寝癖みたいでそれも可愛い。ハシビロコウファンには今日の髪型はどんなん?と楽しみにされています。横から見る閉じた上嘴が、ゆるいカーブを描いて、微笑んでいるみたいなのも好き。

すぐにまた寝屋上のお気に入り場所に飛んで行ってしまい、首をすくめて休む体制になってしまいました。こうなると動かないので、ちょうどバードショーが始まる時間なので屋外イベント広場へ。

バードショーは写真取りませんでしたが、ハリスホークの飛行展示やヘビクイワシのヘビ狩り、ハヤブサの狩りなど、迫力満点で楽しかった。

掛川花鳥園に来たら、一日3回あるバードショーがめちゃ楽しいので、絶対見たほうがいいです。

バードショーが終わったら、まだ見てないフラミンゴとトキの水辺へ。フラミンゴはわりと気性荒いのでダメですが、ほかの鳥たちはエサやりできます。白黒のセグロシギや、赤いショウジョウトキなど、手からエサを食べてくれますよ。

クラハシコウ。嘴の上の黄色が馬の鞍みたいだから。これは座って休んでいます。哺乳類的には膝が反対に曲がっているみたいで怖いけど、実は曲がっている場所は人で言うカカトあたりだとか?

その後、インコの睡蓮プールに戻り、コガネメキシコインコに餌あげてふれ合いました。ちいさな餌カップにはみじん切りのリンゴとシード。餌を持っていると、数羽が腕や頭に乗ってきて取り合いながら食べ終わると、腕から肩に登り、背中を伝って反対の肩まできて腕を伝って降りて、もっと持ってないかーと、カバンの中にまで潜り込んできます。インコは賢いから、人間がカバンの中にいいもの入れていると知っているw

温室の出入り口には『カバン内のインコ注意』の張り紙ありwほかの温室へ知らずにコガネメキシコインコを連れ込まないように注意します。

バードショーを屋外と屋内のと二回見て、インコに餌やりして戯れて、トキに餌やって戯れて、屋外の池にいるカモに餌やりして、また戻ってインコに餌やって戯れて、鳥と遊んで癒された一日でした。

そして、鳥グッズ、ハシビロコウグッズ充実のお土産売り場がまた楽しい。普段自分への土産をほとんど買わないので悩みまくった結果、この鳥の足の孫の手550円に。

ちょうど利き手が五十肩で、背中かくとき苦労してたんで、ちょうどよいものを見つけました。フクロクの足を模しているそうです。

それからお辞儀するハシビロコウのメガネ拭き790円。見るたびに癒されるw

そしてメモ帳500円。買い出しの時のメモで愛用してます。

ハシビロコウのふたばちゃんは可愛いいし、意外な伏兵、コガネメキシコインコの可愛さも発見した、鳥に癒された掛川花鳥園でした。

やっぱり動物と触れ合うと癒されます。手に止まるインコの足から伝わる温もり、子供の頃に飼ってたセキセイインコの足の温もりを思い出しました。背中をよじよじ登られたり、頭に乗られたり、腕をよじよじ登ってくるインコ達見てると癒された~。

色々あって精神的に疲れた時、鳥たちと触れ合える掛川花鳥園は、気分のリフレッシュの良い場所でした、オススメです。