どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

白馬でスノーシュー・白馬岩岳スノーフィールド

 

私は1月、オットは2月が誕生日。

20年を越える夫婦生活に、お互いの誕生日プレゼントにネタも品も出尽くした頃、2月に誕生日旅行が定番になり、ここ数年はスノーシュー旅行になっています。

そんなわけで、今年は一度宿泊施設で一泊してみたかった白馬へ。

RVパーク車中泊なら2回ほど白馬は泊まってるんですが、冬の宿で温泉入ってゆっくりしたくて。

白馬岩岳スノーフィールドは、スノーシューは短いコースでしたが、白馬三山を見ながら歩けるとあったので飛び付きました。

ここは基本スキー場ですが、整った施設と、スキー客以外も遊べるマウンテンハーバーや、ヤッホースィングとか色々盛りだくさん。ワンコ連れて入れる場所もあって、雪山で犬と遊びたい愛犬家にもオススメです。

iwatake-mountain-resort.com

 

朝5時に自宅を出て、白馬岩岳スノーフィールド駐車場には9:00頃着。支度してゴンドラチケット列に並びました。

我々はスキーしないから観光チケット2400円を購入だけど、観光チケットはネットでは買えないから窓口に並ぶしかない。

この日は天気よく暖かく、チケット売場もゴンドラ乗り場も大行列。予定より30分押して10:30過ぎにゴンドラに乗れました。

ゴンドラ降りたらこの絶景、すごーい!景色いい~!!スキーやスノボでここを下り行くのは気持ちよさそうだ。

スノーシューをするには、山頂にあるパトロールに申し出し、登山届けを書きます。歩き終わったらまたパトロールに声をかけるシステム。

ゴンドラ乗るとき、スキーヤー達はチケットをゲートにタッチしてピ!としていたからそれで入場者としてカウントされているんだろうけど、観光チケットはゲート脇からそのまま入るので、スノーシューとか遭難の危険性がある行動するときはパトロールに申請しておくんだろうな。スノーシューコース図もパトロールで登山届書くともらえます。

天気良かったので、後立山連峰、ばっちりくっきりでサイコーです。気分あがります。

ここ、奥に行くと白馬三山へ向かって滑るコースもあるので、白馬に向かって飛び出すように滑るのは壮快だろうな~。

奥に見えてるリフトは5線サウスリフトで、観光チケットはゴンドラ往復とあのリフトにだけ乗れます。あのリフト先には素敵なカフェがあるので、後で行く予定♪

トイレを済ませるために山頂にあるカフェレストラン・スカイアークへ向かったら、朝早かったからこの時点でお腹空いてて、歩く前に食べることに

私は白馬ハムの限定プレートランチ、オットはスープストックのカレーセット。 まさか白馬のスキー場でスープストックがあるとは思わなかった。

iwatake-mountain-resort.com

 

腹ごしらえして、まずはマウンテンハーバーへ。 午後から天気が崩れる予報だったから、青空のうちに白馬三山を思うまま堪能したい!

HAKUBA MOUNTAIN HARBOR | 白馬岩岳マウンテンリゾート

マウンテンハーバー併設のベーカリーに並ぶインバウンドの行列をかき分けた先、マウンテンハーバーの先端デッキからはこの展望~!!

むちゃくちゃ綺麗~~!

白馬三山くっきり、青空と雪山の対比の美しさ~すんばらしい~♪日本じゃないみたいな山岳風景、一見の価値アリます。

鹿島槍から唐松岳、不帰ノ劔まで一望できるマウンテンハーバー、マジにオススメの絶景ポイントです。

マウンテンハーバーは通年営業で、冬場は雪対策に木の板が貼り付けてあるデッキの柵は、夏はガラス貼りで、より白馬の山々を迫力で見れるハズ。

最後に白馬三山をもう一度。ここで何もせず、ずっと山を眺めていたいけど、スノーシューする時間が押してるから、名残惜しくも踵を返しました。

マウンテンハーバーの隣には、白馬へ向かって漕ぎ出すヤッホースィング……後で乗ってみよう。 この辺りから、左手の樹林帯へ降りる踏み後があります。緑のロープがあるけどまたいでいいと言われてるので、ここからスノーシューコースイン

スキー場の喧騒とはうってかわって、人の居ない静かな樹林帯を歩き出すと、すぐに樹林の切れ目からこの景色~♪これよこれ、歩きながら白馬三山、これ狙いで白馬岩岳に来たんだ♪

トレースはばっちり。先行に一組見ただけの静かな森を、ゆるゆる下ります。

この『ねずこの森』コースは2キロほどの短いコース。ピンクテープがしっかりあるし、トレースもばっちりあったので道は明瞭です。

もうちょい長いコースもあるそうだけど、そちらはガイド同行推奨されてました。

この日は白馬も10℃くらいまで気温上がりましたが、雪に埋もれた山肌はまだまだ冬景色。

ブナの根元もまだ丸く雪解けしてないし、白馬はまだしばらく冬かな。

これがコース名になってるネズコの巨木か~。いくつもの幹に分かれた大木でした。ネズコっていうと、どうしても鬼滅の刃が浮かぶけど、きっと鬼滅の刃もこの木の名前から取ったんだろうな。

短いコースだからすぐに折り返し地点の東屋に到着。

東屋から見える白馬三山。ちょうどガイド同行の方々が居たので耳をそばだてると、グリーンシーズンは葉が繁るから今みたいに白馬三山は見えないそうだ、なるほど。

スノーシューは、雪でベンチがあっても埋もれているので、なかなか座って休めないもの。ここは東屋が雪よけになってベンチが埋まってなかったので、喜んで座って休みます。

山専ボトルで持参した暖かいチャイを飲みながら、しばらく木々越しの白馬の山を眺めてました。

東屋の先にもトレースがあったからしばらく行ってみたけど、かなりの下り道で、木にピンクテープも無いので途中で引き返しました。

再び東屋に戻り、雪アヒルを作る事にします。

屋根から落ちた雪の溜まった雪溜まりに、アヒルを沢山作って満足。この日は暖かいもんだから雪が溶けてきていて、雪質はイマイチ。アヒルもちょっと作りにくかった。

先行してた一組の外国人も戻ってきて、ジェスチャーで、この先はすごく疲れたと表現してくれました。我々も途中まで行ってみたけど、ずっとかなりの下り道だったもんな~、帰り道はあの激下りをスノーシューで登るわけで。

この後は、素直に来た道を戻りました。

先ほどマウンテンハーバーを見た時に隣にあったヤッホースィング、せっかくだから乗ってみます。一回500円。

まあま並んでるけど、この景色を見ながらだから全然苦にならず。むしろ山を見ていたいから並びたい気分w

白馬に向かって漕ぎ出す、このシチュエーション。順番が来てブランコに腰掛けると、係員に腰にしっかりベルトを巻かれます。

準備ができると、アルプスの少々ハイジのオープニング曲が流れ始めます。曲が終わるまでブランコできるシステム。

我々ももちろん、大人げなく全身使って全力でブランコ漕ぎました。 以外に疲れたわ、全力ブランコwwしかし、白馬へ飛び出すような体感と景色はサイコーでした。

ブランコ終えたらリフトに乗ってお茶しに行きます。観光チケットについてる5線サウスリフトで下ると、スコーンとラテ紅茶の専門店があるのです。

iwatake-mountain-resort.com

店名はチャバティ。チャバティは店舗があるのが表参道と京都嵐山と白馬のみ。ここ白馬店、一度来てみたくて狙ってました。

chavaty.jp

店の奥にあるテラス席で、白馬の雪景色を楽しみながら食べれます。

ティーとスコーンのセットをチョイス。お好きなスコーン二種とドリンクで1500円。白馬店限定のクロモジスコーンとプレーンスコーン、ほうじ茶ラテを選択。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0656/0435/4266/files/menu_20240119_chavatyhakuba.pdf?v=1705646758

セットは、可愛い小瓶に入ってるハニーナッツと塩ホイップバターつき。

ドリンクはサイズが大きめ(自分の体感でLサイズくらいに感じた)、お茶するならこのセットで二人でちょうど良い量でした。 スコーンはさくさく♪クロモジスコーンはクロモジの柑橘と山椒の混じったようなスパイシーさが香り高く、プレーンはバターの香ばしさ際立ち、塩ホイップバターをつけると全てがさらに美味しくなります。ほうじ茶ラテは泡立たクリームがほんわか甘くて濃厚で、お茶もスコーンも全ておいしくて大満足です。

ここ、竹籠に入ったピクニックセットがあるんです。数量限定ですが、サラダ、スープ、スコーン、お茶で1,800円。今度グリーンシーズンに再訪してみたいと思っています。

テラスからは白馬の街と八方尾根が一望。

八方尾根を滑るスキーヤーを見ながら、美味しいお茶とスコーンをテラスで楽しむ……。ここ、夏もやってるので、グリーンシーズンの再訪を固く誓いました。今回はチャイ持参してたから選ばなかったクロモジチャイも飲んでみたい。

八方尾根、2022年10月に行ったよな~、八方池めちゃくちゃ良かったよな、あんな高いとこまで行ったのかーと、自分が歩いた山を見ながらお茶するのも楽し。 大満足してまた5線サウスリフトに乗り、ゴンドラに乗って下山しました。

下山して、買い物したら宿へチェックイン。

今日は、山とねこと遊ぶ宿、みなみ家さん。ここは保護ねこカフェが併設(別館)されていて、希望者はねこと遊べます(有料)。以前は割烹だったらしく、お料理も美味しいという口コミ、楽しみです。

www.hakuba-minamiya.jp

お部屋は広々、6畳和室にベッド付き。

角部屋だったので窓も二面にあり、明るくて清潔なお部屋です。加湿器もあり。

部屋には風呂は無いけど、洗面とトイレ付き。洗面ボウルが凝った作りでとても綺麗でした。

お部屋からの眺め。北アルプス側ではなかったけど、お部屋が素敵だし広いしで満足。

風呂に入り、夕食は6:30から。お品書きって、あると何か嬉しい。

最初に並んでる品々。あとから焼き魚と、蕪蒸しが出てきました。ご飯と味噌汁はセルフ。お料理はどれもきちんと手のかかったお味。全て、自家製の出汁をちゃんとひいてる味付け、さすが元割烹旅館だけある、とても美味しい晩ご飯でした。

一品一品出さずセルフにしたり、温泉契約を切ったりしてコスト下げて宿単価に反映させているとHPにあったけど、お食事はとても美味しいし、お部屋は広くて綺麗。お風呂も、温泉ではないけど白馬の湧水をわかしたお湯は、なめらかで温泉みたいに感じました。我々的にはとてもいいお宿です。

翌朝の部屋からの景色。白馬側ではない部屋だったけど、日が出るのはこちら側だったので、山からの日が昇ってきたところをちょうど見れました。

朝はゆっくり7:00まで寝て。お風呂が男女入れ替えになっているので雪見の朝風呂して。

朝ご飯。ゆっくりめに8時からにしました。朝から湯豆腐の贅沢。 広々とした和洋室に、美味しい料理2食付きで一泊12000円、またリピートしたい宿が増えました。

9:45に宿をチェックアウトした後、入って見たかった八方の湯へ。10:00からの開店待ちして、一番に浸かって、高アルカリのぬるぬるを楽しみ、暖まってから、朝のコーヒーへ向かいます。美味しいと聞く白馬焙煎工房へ来ました。

YouTubeでここのコーヒーが美味しいというのを見たので、体験してみたくて。 平日の11時前で、5台ほどの駐車場は満車、向かいに大きな無料駐車場があるのでそちらに止めました。

www.hakubabaisen.com

 

店内はほぼ満席だったので、暖かい日だったからテラス席に陣取ります。白馬の山々を見ながら、ゆっくりコーヒーを待ちます。

コーヒーが来ました。不思議な入れ物(ネルドリップ用容器)に入ってくるコーヒーは一人分二杯分くらい。澄んでなく、濁ってるんですが、味はクリアで美味しい。

私はカモシカブレンド、オットは白馬の冬ブレンドカモシカはクリアな苦味のある厚みある味わい、白馬の冬は酸味がある軽めの味わい。テラス席で山を眺めながら、ゆっくりと美味しいコーヒーを楽しみました。

その後、道の駅小谷へ移動し、前から食べて見たかった併設レストランの釜戸炊きご飯の定食。釜炊きご飯とおつけものはおかわり自由です。やはり釜炊きはご飯がすごくおいしくて、メニューに単品で生卵とあったから次回は卵かけご飯したい。

www.michinoeki-otari.com

長野インターへ向かう途中の小川村で、前から看板だけは見て気になっていた縄文おやき村へ立ち寄り。囲炉裏焼きお焼きを食べたりしながら帰宅しました。

www.ogawanosho.jp

冬の白馬のスノーリゾートは、噂には聞いてましたが本当に外国人だらけで、聞こえるのは外国語ばかりでしたが、雪に覆われた白馬三山の美しさ、後立山連峰の美しさは本当に、筆舌につくしがたいほど素晴らしかった……。

雪山を歩いて楽しむより、雪山を見て楽しむ方向性でしたが、今年も、楽しい誕生月旅行を過ごす事が出来、良かったです