どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

ミツマタを見に屋敷山

3/27にミツマタの花を見に、群馬県桐生市にある屋敷山へ行ってきました。

昨年は茨城県の茂木山へミツマタを見にいったので、もうひとつの名所である屋敷山のミツマタも見てみたかったので。

結論としては満開にはちょいと早くて、五分咲くらいでたが、それでも大群生を楽しめました。茂木もいいけど、こちらのほうがミツマタの群生率は高いかも。

景観地としての整備具合は茂木が上。屋敷山は、屋敷山登山口の駐車場に10~20台程の駐車スペースしかなく、登山口へ向かうまでの道も狭く、車のすれ違いもかなり厳しいです。狭い箇所で前から対向車きちゃうと、離合できる場所まで山道バックできる腕は必要です。車の運転に自信がなかったり、山道に慣れてないと怖いかも。片側切れ落ちていて、ガードレールもない箇所もあります。

また、トイレなどもない上、登山口駐車場から林道(アスファルト)のゆるい登り道を片道30分ほど歩きます。群生地入口に、3台くらい車止めれるスペースありましたが、そこがもし埋まっていたら停める場所がないので、おとなしく登山口駐車場に止めて30分歩くほうが安全パイかもです。

今日はゆっくり9:30に自宅を出て、熊谷バイパス使って下道で桐生へ。狹い林道をく通り抜けて、屋敷山登山口に11:30頃着。ヤマップ起動しようとしたら圏外のため、ログはあきらめて林道を歩き出します。

ミツマタ群生地までは、ゆるい登り坂の林道を2.3キロ歩きます。だいたい30分ぐらい。この林道、まっすぐ行けば草木湖のほう(沼田インターや大間々の方面)へ抜けるみたいですが、あちこちに小さな落石があったり、道が苔むしていたりするので、帰りもおとなしく来た道を戻りました。(大昔、荒れた林道で鋭利な落石踏んでパンクした苦い思い出)林道の法面上にもミツマタが群生していて、目を楽しませてくれます。

道端のミツマタはまだつぼみかな。

やがて、左手の斜面にチラチラ黄色が見え始め、開けた場所では一面のミツマタがみえてきます。

すごい!金色のもふもふ絨毯みたいだ。この先で林道を左手に降りる場所があり、そこが群生地入口です。

今上から見た場所を下から見上げる。ミツマタは下から見上げると花の内側の色で黄色っぽく見えて、上から見ると花の裏側の白いとこの色で白っぽく見える事を知った。

群生地の中に歩けるところがありますが、茂木みたいに周回路にはなってませんので注意。

日当たりの良い場所や、個体により満開で咲いてるミツマタもあり。ミツマタは咲くと丸くなるので可愛い。

まだまだつぼみが多いかな。一週間後くらいが見ごろかも。それでもこれだけ密集してるとすごい。自分的には密集具合は屋敷山が上かな。

トトロのメイが迷い込むトンネルみたいに、ミツマタの中をトンネル状に歩ける感じです。

ミツマタトンネルで空を仰ぎ見る。

これが全部満開になったら、すごいだろうという密集具合。

満開になると、半円形の黄色の鞠みたいになる。沈丁花に似た花の形。

下から上まで斜面びっしりミツマタが埋める景色は壮観です。

群生地の一番下の奥まできて、振り返る。

ミツマタは日当たりのいい場所に生えるそうで、日差しを遮る杉の木の下には生えてません。杉を伐採した後に植えたのか、伐採したから日差しが入って増えたのか、そのあたりは調べてないんですが、これだけ密集して生えているのは見ごたえありかも。

山の斜面、上の方までミツマタで圧巻でした。満開には早かったけど、今年も春を告げるミツマタが見れて良かった。

わざと朝一を外して現地に昼に着くようにしたのですが、屋敷山登山口駐車場は平日でもけっこう満車で、朝一見に来た方々が帰るのと入れ替わりで車を止められました。土日だと、あの細いすれ違いできない林道に山道慣れてない方々の車がたくさん入ってきて、車すれ違いパニックが起きてそうで嫌かも。

茂木みたいに、期間だけ有料駐車場を町のはずれに作って、マイクロバスでピストン輸送するとかの観光としての下地を作れば良い観光資源になりそうなのにとは思いましたが、①行く道が狹い②駐車場からけっこう歩く、というハードルが、山道運転慣れてない方や足の弱い方などを遠ざけているなら、それはそれでいいのかもとも思いました。

茂木のミツマタほど観光地ではない、山奥に知る人ぞ知るミツマタ群生地、屋敷山のミツマタでした。