どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

高峰温泉と雪山スノーシュー体験

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 2/12に一泊で、かねてから一度行きたいと思っていた高峰温泉ランプの宿に行ってきました。

高峰温泉 – 標高2,000m雲上の温泉・ランプの宿

ここは浅間山にほど近い、高峰山の2000mの稜線にある一軒宿で、フォトジェニックな雲上の絶景露天風呂が有名です。立ち寄り湯も営業してますが、立ち寄り湯は内湯のみで、絶景と名高い露天風呂は宿泊者のみ。

おりしも雪見風呂にちょうど良い厳寒の時期。冬季アクティビティも充実してる山宿なので、スノーシュー体験ツアーで雪山に遊びに行ってきました。

 1月が自分の誕生月で、2月がオットの誕生月なので、ここ数年、1~2月くらいに一泊温泉旅行に行くのがお互いへの誕生日プレゼントになってます。自分の誕生日が結婚記念日でもあるので、それらももろもろ込めて。毎年、誕生日に欲しい物がそうあるわけではないし、豪華なバースデーディナーでなくてもいいので、誕生日休暇で温泉にゆっくり浸かろう、雪見風呂しよう、という感じかな。

ここ数年は草津の素泊まり宿に酒と肴を買い込んで行って、草津の無料の外湯めぐりを楽しんでました。が、草津の湯は強酸性。大好きな白旗源泉の温泉成分は濃くて、すっごく身体には効くんですが(いやほんと色々体調不調にすごい効く)、肌が荒れるんです。特に最近、トシのせいか手指ガサガサになるので、んーーー、草津大好きだけど、、もっと優しい肌に良い湯がいいかなーとか思い始めたところ。

昨年晩秋、来年の誕生日旅行をどこにしようか探してたところ、たまたま高峰温泉がまだ空きがあったので、よし、たまには草津ではない温泉行こう、泊まれないと入れない絶景露天、一度入ってみたいと思っていたし!とポチっとな、したんでした。

実は高峰温泉、なかなか予約の取りにくい人気の秘湯だったりします。日本秘湯を守る会の宿だし。

高峰温泉はHPから宿泊予約ページを開くと日本秘湯を守る会のHP内予約ページにリンクされてます。秘湯を守る会の会員でなくてもHPから予約できますが、最近、なんか秘湯を守る会の温泉ばかり入ってるなーと思う。(八丁の湯、こまゆみの里)

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宿のチェックインは15:00予定。山歩きではないのでゆっくり10:00出発です、らく~~♪。関越から上信越道に入り、小諸インターで降りて、浅間山の方面、チェリーパークラインをアサマ2000スキー場目指して駆け上がります。小諸インターからは40分程度。

 高峰温泉は、積雪期には自家用車で行けない場所にあります。冬季は宿の雪上車で送迎してもらうのですが、その雪上車が迎えに来る場所がアサマ2000スキー場の第5駐車場。

まずはアサマ2000スキー場に到着。迎えの14:30まで時間があるので、トイレを済ませスキー場をチラ見します。ウィンタースポーツはやったことないんですが、妹がスノボをやるので聞いてみたところ、なかなか難しいコースだった覚えがあると。

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 14:00過ぎには第5駐車場へ移動。ゲレンデよりちょっと離れた場所にあります。しかしいい天気だなー!

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 第5駐車場入口には高峰温泉の送迎時刻表。

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 けっこう広い第5駐車場、せっかくだから端まで行ってみる。この日は本当に天気が良くて、雪の照り返しでサングラスが欲しいくらい。

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端から見えた山々はどの山脈か。方角的には谷川連峰付近かな?

このあと、雪上車がなかなか来なくて宿に連絡してみたら行き違いになっていたなど小さなトラブルもありながら、15:00過ぎに宿には無事着。しかしチェックインで宿の外観を写メする時間はなかった。 

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 宿の玄関内。スノーシューと長靴がズラリと並びます。明日はこのスノーシュー付けて雪山歩き♪と期待が広がる。スノーシューはMSR製品でした。

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 入口から見たロビー。右手がフロントでここで支払いやチェックインします。その奥は土産物や登山用品売り場。突き当たりは暖炉型ガスストーブ。雪遊びの後の靴やレインウェアなど乾かしたりしてました。左手へ行くと部屋へ続く廊下。

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この暖炉は天然ガスのガスストーブとの事。青い炎が燃えています。火力も高そう。この日は夜の天候が悪くて無かったけど、夜に天体観測があるときは、天体観測終わった後にここで夜食用のミニ五平餅を自分たちで焼いて味噌をつけて食べるそうで。いいなー。

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 入口から左手の宿泊棟。傾斜地に立っているので階段があります。階段上がって左側手前はトイレ、その奥が洗面室。部屋にはトイレはありますが洗面所はないので、歯磨きなどはこの洗面室で。高峰温泉はこういうとこが山小屋の雰囲気を残しています。廊下の突きあたり、秘湯を守る会の提灯が灯るところが絶景露天風呂への出入り口。

二個目の階段を登った右側、『竜胆』が今回のお部屋でした。お部屋の写真は今回撮り忘れたけど、トイレ付きの8畳間でした。すでにお布団が引いてあるのも嬉しい。お布団の上で着替えて、さっそく露天へ行く準備をします。今日はこんないい天気なんだから、天気の崩れないうちに絶景露天へ入りたいのです……っ!

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秘湯を守る会の 提灯のそばの鉄扉を開けると、露天へ持参して衣服を入れるカゴが男女別に4個づつ棚に置いてあります。絶景露天は4人が定員なので、カゴが全部無ければ満員なので出直し、カゴがあればまだ入れます。

男性は3個で現在一人入浴中、女性は4個カゴがあったので、女性露天は独り占めできるぞ。カゴを持ち、室内スリッパを脱いで外履きに履き替えて、雪道を50mほど歩きます。

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積もった雪の中、人一人が歩けるくらいの雪道が作られています。サンダルに履き替えて雪道を歩くと分かっていたので、ダウンを羽織って靴下履いて来たので大丈夫でしたが、ここ、普通の温泉の離れた露天へ行くつもりで浴衣に裸足ではかなり寒いと思います。

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カーブを曲がると右手に女湯の入口への小道で、その先直進が男湯になります。夕方になると雪道や湯の入口にはランプが灯ります。

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 女の湯への小道を進むといきなり開けて、この景色と湯けむりが迎えてくれます。思わず、『うおーーっ!すげー!』と声が出る絶景と突き抜けた開放感。

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ほんと、崖っぷちに風呂があるイメージ。山と山の間の鞍部、2000mの稜線の眺めがいい場所に風呂置いた感じが一番近いか。

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 しかしとにかく寒いのでルパン三世みたいにスポポポーンと手早く脱いで湯に浸かります。ふーーー、極楽ーーーー♪ 

湯は薄く白濁した、軽く硫黄臭のする肌触りが優しい湯です。効能は神経痛、筋肉痛、消化器全般、糖尿病。どの浴場にも升が置いてあり、飲泉ができて糖尿病や胃腸に効くそうです。味は硫黄臭のする薄い塩味で、飲泉としては飲みやすいほうかも。

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 湯船は稜線上にあるので冷たい風はひっきりなしに吹いてますし、雪もあるので冷えます。しかし温泉で身体は温まるので全然寒くないです。むしろ身体が熱くなっても顔は冷たいとのぼせなくていい。あまりに温かくなってきたら肩を出していればすぐにクールダウンできて、また湯船にドボンと肩まで浸かるのエンドレス長湯のできる最高の露天でした。これ、状況が許せば1時間コースで入っていられる温泉よ、サイコー!f:id:Aoituki:20200215232503j:plain

 で、脱衣場はどうなっているかというと、こーなってるw

湯船の側に簡易な囲いがあって棚があるのでそこに持参したカゴ置いて、濡れないように風呂のフタと思われる木材の上にサンダル置いて。ちょうど木の枝が張り出していたのでダウンひっかけて。ダウンの向こう側、壁にビニールがあるのは、雪が降ってる時や雨の時に着替えの入ったカゴをビニールの下に入れれば濡れないです、という原始的な仕組み(笑)。カゴが置いてある館内の露天入口には、雪や雨の時に頭にかぶる藁の傘も置いてありました。

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 湯船のへりに近づいて遠くを見れば、山々と佐久平の町並みが見えました。雲が出てきていなければ北アルプスまで見えるとか。

ちなみに源泉はこの崖下200m。そこからポンプで上げているそうです。

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 一度館内に戻り、内湯に入ります。写真は内湯の脱衣所。女性内湯の脱衣所は広めで綺麗でした。温泉宿は早めに着いて、人のまだいない湯船を楽しむのも醍醐味(写真も取れるし)――しめしめ、まだ誰もいない。

 

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 高峰温泉は内湯が2ヶ所、一階フロント奥にある立ち寄り湯にも使われる『ランプの湯』と、この二階にある宿泊者専用の広めの内湯があります。宿泊者専用内湯は、男性が『高峰の湯』、女性が『四季の湯』で、女性用が角のため二面がガラスで見晴らしがいいです。

実は女性露天からこの『四季の湯』が見える。だからこちら側が女性用内湯なんだと思う。

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 檜作りの内湯。ふたつに区切られているのは、源泉と加熱泉とに分かれているから。奥のランプがぶら下がる白濁したほうが源泉で34℃~38℃。この日は38℃でした。手前の広くて濁りが少ないほうが加熱泉で41℃ほど。

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先に露天である程度温まっている体には 38℃のぬる湯が心地よくて、ここで長居してました。この源泉の湯船で露天よりちょいと広いくらいかな?4~5人くらいのサイズ。

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 加熱泉もちょうどよい加減で、源泉のぬる湯とこのあったかい湯とを行ったり来たりする交互浴がお勧めなんだとか。たしかに老廃物が出そうだし、ぬる湯、あつ湯、ぬる湯と繰り返すと自律神経を整えるのにもいいんだとか。このあつ湯の湯船で6~8人くらいのサイズ。洗い場には6人分のシャワーとカランがありました。

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 内湯に入っあたとは一度部屋に戻り、一休みしてから夕方にもう一度露天へ向かいます。あの露天から山に沈む夕日を見てみたいってことで。17:00頃に再度訪れると、露天へ向かう雪道にもランプが灯ってました。

f:id:Aoituki:20200215232711j:plainおおう、お風呂のランプも点っている!この日は二回露天に入りましたが、二回とも誰もいなくて露天独り占め出来ました。

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 残念ながら、午後から出てきた雲で、夕日は見られず、雲に沈む太陽を見るだけになりましたが、それでもこの露天は気持ちいいな!

先程より気温が下がったけど、肩まで浸かれば問題なし。顔が冷たくてずっと浸かってられるわー。適度な硫黄臭も、温泉に入っている気分にさせてくれていい。少し濁っているのもいい。ぬるぬる系ではなく、さらりとしたお湯だけど、すごく肌にしみる感じがします。15分ほど浸かって、部屋に戻りました。

ちなみに冬季の露天風呂は12:00~18:00まで、マイナス10℃以下の日や悪天候の日は露天は入れないそうです。

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さて18:00から夕食です。前評判で、お食事は素朴だけど美味しいと聞いていたので楽しみにしていました。今夜のメインは鴨肉の鍋でした。

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 前菜のブロッコリーの香味漬けがいいお味。ゆでたブロッコリーを香味オイルに漬けたんだろうけど、こういう丁寧に作られた家庭料理的が嬉しいです。真ん中の白いのが長芋で作ったお豆腐で、もちもちした不思議な食感。さつまいもの甘煮もじんわりと美味しい。地元の地ビール、ゴールデンエールと一緒にかんぱーい!お風呂上がりのビールは天国!

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 お品書き。このあと、熱々のイワナの塩焼き、天ぷら盛り合わせが出てきて、鴨鍋食べたらお腹一杯。イワナの骨酒も別注文して、いい気分です。

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 このお宿、宿で出る残飯で野生動物や野鳥の餌付けをしています。2階にある食事処で夕食を食べながら、やってくる野生動物を上からウォッチングできるのも魅力。

寒さ対策に三重のサッシ越しなのでうまく写真取れませんでしたが、真ん中にある塔みたいなのは野鳥用の餌台で、鳥用餌台の右手の雪の上の穴に動物たちの餌が撒かれます。餌はこの時期は鍋用に出汁を取った後のカツオブシだそうで。鯉料理が出る時期は鯉のアラを餌にすることもあるそうです。この日はキツネとタヌキが来てました。

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 着いた時に撮り忘れたので、食事後に外に出てみた時の宿の玄関口。夜になり、ランプが灯る玄関口もいいなあ。

天気が良い夜は、玄関前に望遠鏡出して天体観測をやってるそうですが、この夜はあいにくの曇り。館内放送で天体観測は中止とのアナウンスが流れてました。残念。天体観測の代わりに1階のカフェでスライドショーをやるとのことですが、お腹もいっぱいで、イワナの骨酒で酔っ払っていたし、もう一箇所の内湯の『ランプの湯』の、さらにぬるい源泉34℃のぬる冷たさとあつ湯の交互浴を堪能して酔を覚まし、この日は21:00には就寝しました。

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 翌朝。昨夜から風も強くなっていたし、天気予報も午前は崩れる予報のとおり、ごうごう音を立てて吹きすさぶ風の中、白い霧が木々の間を激しく流れて、横殴りの雨がザンザン降ってました。6:30に起きて朝風呂して、これはスノーシューは中止かな?と部屋から窓の外を見て思ってました。

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8:00からは朝ごはん。ザ・朝ごはんという普通の朝食ですが、どれもとても美味しかったです。

この食事処の下、1階はカフェになっており、朝食前の朝7:30~8:00まで野鳥ウオッチングをやっています。カフェの窓際には熊笹茶が大きな鉄瓶で湧いていて湯呑も置いてあるので、暖かいお茶をのみながら宿の人の説明付きで野鳥観察。ホシガラスにカケス、コガラ、カワラヒワに野生のリスを見ました。普段は高地のハイマツ帯でハイマツの実を好んで食べてるホシガラスは脂っこいエサが好きなので、牛の脂身を干したものや、天かすなどを置いてあるとの事。ほんとに天かすに群がっていて面白かったです。

f:id:Aoituki:20200215232914j:plain食後、天気は回復傾向で、風も少し弱まり雨は止んでいたのでスノーシューやるとの事、冬用装備にレインウェアを付けて9:00にフロント前に集合します。ちなみにこの日は暖かい日で9:00で2℃、昼頃には晴れたこともあり6℃くらいまで上がりました。宿の人によるとこの時期にマイナスでないのは非常に珍しいとの事。 

装備的は上半身は薄手長袖ジオラインアンダーと長袖ジップアップウィックロンゼロ、下半身はユニクロのパンツ用10分丈薄手アンダーに冬用登山パンツ。この上からレイン上下を来て、スノボ用手袋(妹から拝借)と毛糸の帽子で十分でした。足元はいつもの登山靴で大丈夫との事なのでスポルティバTX5に防水スプレーして(宿入口まん前まで雪上車付けてくれるので、中型のスーツケースに冬用登山装備入れて持ち込めます)。靴から雪が入らないようにすねから下に巻くゲイターは宿で貸してくれます。

例の新型ウィルスの影響か、予約時はあと2部屋くらいの入り具合だったのに、宿泊者は5組くらいで、スノーシュー参加は我々夫婦とあと一人単身男性のみの三人でした。

ちなみにスノーシュー体験は費用がプラス800円。500円が自然保護寄付金で300円は保険費用です。ウェアがない人は無料でレンタルできますんで、手ぶらでも大丈夫。ストックもスノーシューもゲイターもレンタル無料です。

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 宿を出たときはすこし雨がパラパラしていたのに30分もすると晴れてきました。アサマ2000のスキー場の横を登りきった場所で休憩。眼下にスキー場のプロトレーニングコースを見ます。スノーシュー体験コースは高峰山山頂まで片道1.5キロ、往復3キロほど、標高差150mほど、普通の登山ならわりかしラクラクコースなんですが、慣れないスノーシュー履いて、雪の抵抗をプラスするとこれがなかなかハード。スノーシュー、常に肩幅ほど足の間を広げないと、自分の足で自分のスノーシューのはじっこ踏んで顔面からこけそうになります。ガニマタを意識し歩くけど、常にガニマタも結構疲れるもんで、気を抜くと内股になってスノーシュー踏んでこけそうになってヒヤヒヤするの繰り返し(笑)

ガイド付きスノーシューなので、なかなか自分の好きなタイミングで写真とれません。しかも雪用手袋してるからスマホ出して写真取るのに時間がかかるので。あまり写真多くないのはその為です。

おお、むこうに雪をかぶった谷川連峰が見えてきた!朝は真っ白で何も見えなかったのに!右はじに武尊山方面まで見えます。

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さらに1時間ほど歩いて高峰山山頂到着!山頂から右手に黒斑山(クロフヤマ)を望む。まだ黒斑山の山頂に雲が残っています。浅間山はこの黒斑山の後ろなので、雲が晴れても浅間山は見えないそう。晴れてはいますが風はまだ強く、雲が激しく流れていきます。

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 山頂から正面に絶景が広がります。おお、あれは多分北アルプス

ガイドさんによると雲がなければちょうど正面に槍ヶ岳まで見えるそうで。美ヶ原や八ヶ岳も見えました。下の街は佐久平の町並みだそう。反対側、黒斑山の向うには谷川岳から武尊山草津白根山まで見えました。万座スキー場まで見えたよ。谷川岳の後ろには苗場山まで見えました。

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 黒斑山、少しづつ雲が取れてきました。写真はないですが、下山開始して降りた時にはすっかり上の雲が取れて山頂が見えてました。

ところでなんで黒斑と言うのかというと、遠くから見るとマツなどの常緑樹の黒緑色が落葉樹の中で黒いマダラに見えるので黒斑山というとの事。ガイドさんがいると色々ためになるお話が聞けて楽しいです。

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 実は、登山始める前に、一度水上でスノーシュー体験したことがあるんですが、その時はそんなに楽しくは無かったんです。その時は谷川岳の麓で湯檜曽川沿いの平坦なコースでしたが、今回の雪山を登るコースのほうがキツイけどずっと楽しかったです。やっぱり登山趣味になって、色々心に山体験を積んだからかな。

スノーシュー、登りは結構ツライし、下りは傾斜キツいと顔面からイきそうで怖いし、太ももの前とふくらはぎが張って痛くなるけど、それでもすごく楽しかった。終わったあとの疲労感も心地よかった。

尻セードーで雪を滑り降りる体験も出来て面白かったし、惜しむらくはガイド付きだと自分ペースで歩けないので写真が好きなように撮れなかった事。雪山にはもっと綺麗なシーンや写真撮りたいシーンがたくさんありました。

去年秋に行った奥鬼怒温泉郷、八丁の湯やそのほかの温泉ですが、冬場は送迎バスで行く他に、スノーシューで歩いて行くという方法もあって、結構冬に歩いて行ってる人も多いそうです。たしかに今回歩いたコースより緩やかだし、雪が多いようなら車道歩けばいいし、天候さえ良ければ歩いていけそうな気がします。でも、それにはマイ・スノーシューが必要だよな………服装装備的にはスノーシュー用に揃っているし、実は安物だけどゲイターもある。手袋を買えばすぐにできるな………………ちょっと考えてみようかな、マイ・スノーシュー

あれば冬の山遊びの範囲が広がりそうだ。戦場ヶ原とかもできるし、美ヶ原もスノーシュー出来るし、北八ヶ岳の北横岳もたしかスノーシューで行けたはずwww。