もう松の内も過ぎて、あけおめって日付ではないので、『本年も宜しくお願いします』だけで、ひとつどーかw(年始っぽい写真がないから、ほんと今さっき、リビングの東の窓に干支のウシの飾りもんを置いてスマホ激写wエフェクトかけてそれらしく載せた図↑)
ここしばらくは、いやはや寒い!今朝は-7℃くらいいってた。今日は休みなので布団でぬくぬくできたけど、通勤なら鼻水垂らしてグチるレベル。
でも、ここ数年が暖冬だっただけで、昔からの冬はこれくらい寒かった気がする。寒いのは嫌いではないけれど、今の時期は冬山はやらない自分たちはなかなか高い山には行けず。加えて次々と猛烈寒気流入で豪雪注意報。長野群馬山梨あたりはますます行けなくなり、スタッドレス履いたけど持て余してるね、しゃーないから奥多摩の低山にでも行くかと思っていたらコロナ増加で自粛。
そんなわけで昨年の山歩きの歩き納は奥鬼怒温泉でした。そして、年始の歩き始めはまだです……いついけるかなー…………(哀)。
なので、登山ネタはないですが、年末年始の風景をご紹介。山登りは1ミリも無いので、ご興味ない方はここでUターン推奨です。
昨年12/13、東京ミネラルショーに始めて行ってきました。ミネラルショーとは、鉱物・化石・宝石や原石・ルース・原石ビーズや石を使ったアクセサリなど、石とそれに関係するものの祭典です。小規模なものはあちこちで開催されているようですが、大規模なものは毎年サンシャインシティの展示場で行われている様子。
鉱物や宝石に興味の出てきた姪が行きたいとの事で、そこそこ鉱物宝石知識がある私に辞書役として同行のお誘い、喜んで妹と姪と3人で行ってきました。
各ブースの店先はこんな感じ(ちなみにここでセレスタイト購入)。各店舗それぞれの扱う鉱物や商品ごとにブースを出しており、同じような商品を扱うブースは場所がまとめられています。ディスプレイ方法はブースによりさまざま。
ミネラルショーを何かに例えるとしたら一番近い感覚はコミケ等即売会(きっぱり)。同人誌即売会の服飾・雑貨をアクセサリー探して回る感じが1番近い。鉱物のでかいオンリー会場ともw
同行者は光る石に夢中。暗幕で暗くした箱の中に、ブラックライトで光るフローライト系が集められているブース。その奥、妹の頭ごしに隣のブースの太ももくらいありそうな巨大な水晶が見える。その奥の壁際B2B3ブースで自分はルチル入り水晶のルースを購入した。
ブースのあちこちに、原石やルースの入ったガチャガチャがあって、それもすごく楽しめました。これはスピネルのガチャ。ガチャは大体が1000円だけど、5000円を越える商品も入っているらしく燃えた。実はこのスピネルガチャで一等賞の5000円相当のライラックピンクスピネルのカッティングルースを姪が出した。0.2カラット程度だけど、スピネルは光の屈折率が高くてキラキラするから姪はご満悦でした。
昔は赤いものがルビーに間違われていたスピネル。英王室の高名なティモールルビーが調べたらスピネルだったのは有名な話です。
1月生まれで誕生石がガーネットなんで、迷わずガチャしました。
三個も入ったルースケースが出てきてご満悦。ロードライトガーネットのカボションルース(丸いやつ)とカッティングルースと原石です。あと、ウバロバイトガーネットの原石の断面石。細かい結晶が翠色でした。
自宅で戦利品をルーペ使って眺めていたら、妹から届いたライン写真がまったく同じ事していて笑う。
妹たちの戦利品。数があるけど、小学生の姪にブースの方が無料でくれたり、三個で1000円とかの商品もある。会場では硫黄の結晶が黄色が鮮やかですごい目をひいた。
姪はメノウの輪切り標本が痛く気に入ったようで二枚買ってた。石の中身が年輪みたいに見えるのが楽しいと。私も水入り瑪瑙は惹かれけどお値段が高くて断念。瑪瑙の晶洞も気になったけどじっくり見る時間がなかったから今度別のショーで見ようと思う。
今回ミネラルショーに行くにあたり、姪の誕生月10月の誕生石を買うと約束。10月の誕生石はトルマリンとオパールがあり、姪はオパールがいいというので探すが、オパールって結構高い事を知りました。小指の爪先でも4000から5000円。あるていどのサイズがすぐ万行く。あちこち見て回って、まあまあ遊色(虹色)の出がよく、まあまあのサイズのルースを2,000円で発見してプレゼント。姪もご満悦でした。こーいう見っけモンがあるのがミネラルショーのいいところ。
ブラックライトコーナーで一度別の石を買って、また帰りに同じブースに戻って買っていたフローライト。なんでも他のブースよりここのほうが光り方が違うとか。フローライトが光ることは知識として知っていたけど(だから蛍石という)、現物で見るとすごく面白い。緑色の翡翠みたいな色合いなのにブラックライトで紫青く光る。すべてのフローライトが光るわけでなく、特定の産地のものが成分の濃度の差で光る様子。イギリス産とか光るらしい。
ブラックライトでピンクに光る石。マンガン方解石。
日光の下では白っぽい石なのに、ピンク蛍光色に光るのが面白い。ブラックライトで光る石としては他にウランの原石が黄緑に光ってました。
私の戦利品。天青石(てんせいせき)とも言うセレスタイト。クラスターが売っていたのに巡り会えたのはラッキー。宝石商の公式ファンブックでセレスタイトの色がリチャードの目の色と言う短編集を読んでから気になっていたw
別の角度から。ブースの人に脆い石だから扱いには気をつけてと言われました。モース硬度が3から3.5しかないのと劈開性も高いのでカットに向かず、宝石にするのが難しい石だそうで。こんなに綺麗な水色なのにもったいない。
あと、ストロンチウムを含むので燃えやすいそうです。燃やすと赤く発色するので花火の原料となるんだとか。普通に飾る分には燃え上がらないし問題ないので、リビングに普通に飾っています。
ヒマラヤ産の水晶クラスター。ちゃんとした水晶のクラスターが欲しいと思って探しました。2,800円。手のひらサイズです。値段は透明度とサイズに比例するようで、これより小さくても透明度が高いなら値段は上がるし、透明度が低いなら下がる。
現在、水晶クラスターはヒマラヤ・ブラジル・アーカンソー(USA)が三大産出地の様子。産出地やポイントのサイズ、透明度の他に、ファントムクォーツやルチルクォーツ、ガーデンクォーツなど色々な種類があるのも魅力です。次は黄色のシトリンクォーツや茶色のスモーキークォーツのクラスターを探したい。
アメジストのクラスター。アメジストは安定して産出されるのかどのブースでも低価格でした。これで1,000円。通りかかったブースで色がとても綺麗で濃かったので衝動買いしました。アメジストは2月の誕生石で、オットが2月生まれだからも購入理由のひとつ。
横から見ると、下のほうが透明で上にいくにつれて紫になる。グラデーションが綺麗。葡萄みたいな濃い色も気に入りました。
ルチルクォーツのルース。ルースとは磨いた石をいいます。ルチルクォーツは水晶の中に針のような鉱石が閉じ込められたもの。針状の鉱物も、髪の毛サイズから麦わらサイズまで色々あり、色も金銀に赤や黒、緑など色々あります。一般的には金色の針が入っているものが流通が多く、その色合いから金運を招くと言われます。
金色っぽい針と銀色っぽい針が入ったものを選びましたが、ひとつ1,000円くらいだったので透明度がいまいいち。別の店で見た透き通る透明度のルチルはこれの半分サイズで7,000円してた。内包物を含む水晶は透明度が下がる傾向にあるので、透明なものほど値段が上がります。
コロナ対策で10:00~14:00と14:00~18:00の二部入れ替え制で行われた東京ミネラルショー、とっても楽しかったです。もう、アドレナリン出まくり。どこのブースも魅力的で、ほぼ全てのブースを3人で見て回りました。
自分たちの好きな石の傾向が、カッテイングされてルースケースに入ってる宝石系でなく、手で触れる磨きルースなどの原石系、クラスター系というのも解りました。
たくさん石を見ることにより目も肥えてくるので、石に興味がある人には絶対おすすめです。アクセサリを作る人にも、原石ビーズがうじゃうじゃあるので楽しい場所だと思います。化石や標本も扱うので、それ目当ての男の子もたくさん見ました。ミネラルショーは子供連れでもとても楽しめます。石の知識がなくても、これ綺麗だねーと楽しめばいいわけで。サイフの紐は多少緩みますがw
鉱石に興味があれば、ぜひ覗いてみてください。今回は入場料900円かかりましたが、無料なショーもたくさんあります。全国あちこちで開かれていますので、お近くで開催されてたら足を運ばれてみると新しい扉が開くかもしれません。
年末12/31から一泊で妹一家がやってきました。いつも正月は1/3まで滞在するのですが、今年はコロナ禍。老齢の父達に万が一があると大変なので、年始の親との会食はしない、一泊だけで1/1に親には挨拶のみで帰宅するという条件で来訪。
かねてから手巻き寿司をしてみたいというオットのリクエストで、妹はすし酢と飯台持参できてくれました。
二人だと手巻き寿司はハードル高くて。もくもくと差し向かいで巻き巻きするのもシュールなので避けていたのですが、人数がいるとこういうのは楽しい。妹一家はよく手巻き寿司をするというのでリクエストしたのでした。
で、大人はコレもお楽しみ。年末に東武デパートの日本酒売り場で『小さな酒蔵特集』をしてて、試飲して選んだ日本酒2本。右が山形の純米吟醸。華やかな香りで、のどにするすると入る軽さの旨さ。左は埼玉の小川町の樽酒。樽酒は例年なら樽持ち込みで量り売りするんだが、コロナ禍だから瓶で売るんだとの事。檜の匂いがして日本酒度の高い、これぞ日本酒という味でした。この他に赤ワインも一本。イタリアの赤でアパッシメントをそごうで購入。
酒の魚にはこの二品。左は日本酒に、右はワイン用。酒宝あかひらは、カラスミをさらに酒粕に漬け込んだもので、これは値段は780円。サイズにより値段は変わりますが、ふつーのカラスミよりぐんと安いです。でもうまさは抜群。うすーく切って山用シングルバーナーで炙りながら食べたらうまいことうまいこと!強めの日本酒がぐいぐい進みました。
ドライフルーツ羊かんは、イチジク、アンズ、クルミなどのドライフルーツを混ぜた羊羹。ドライフルーツの洋風が羊羹の和風をうまく相殺し、甘さも控えめでとても美味しかった。薄切りにしてワインと合わせたらワインが止まらない。結局、4人で日本酒約2本とワイン一本を明けて皆気持ちよく酔っ払い。年越しの鐘を聞かずに私は布団に沈没しましたw
しかし、あかひらとドライフルーツ羊羹はうますぎた。リピートしようと思います。両方ともそごうの酒売り場で入手。(酒宝あかひらはアマゾンでは通販してません。ドライフルーツ羊かんもアマゾンには扱いがなかったので、通販するにはお店の通販を利用するしかなさそうです)
1/3、酒浸りの体をデトックスしようと、四万温泉に日帰りで行ってきました。群馬の奥地なのですっかり銀世界。スタッドレスタイヤがようやく役目を果たせた。
それでも山肌を見ると雪が多いという感じではないかな。主要道路は除雪されて乾いていました。ここ数日は降ってないのかも。
四万温泉には清流の湯@500円という立ち寄り温泉施設があるけど、今回は無料の公衆浴場を巡って温まる予定。まず第一湯は御夢想の湯。ここは駐車場があるのでわりかし混んでいて、女湯はロッカーが空くまでですこし待ちました(ロッカー4個しかない)。
中は階段を降りていくと石をくり抜いた小さめの湯船(2~3人までくらい)が鎮座しており、湯船の横はすぐガラス窓で明るいです。窓からは渓流が見えていい雰囲気です。中にも綺麗なトイレあり。洗い場はなく、石鹸やシャンプーも使用できません(カランもシャワーも椅子もありません)。ざぶっと浸かって温まって出るシンプルさ。人が居たのでゆっくり出来なかったのですが、お湯的には熱めで気にいったので平日に再訪しようと思います。
ご飯を食べてから第二の湯、上乃湯へ。四万は三ヶ所公衆浴場がありますが、もうひとつの河原の湯は臨時休業。大駐車場に車を止めて反対側に渡り、清流の湯方面へ徒歩で向かうと途中にあります。徒歩約7分。ここは注意してないと見過ごしそうなフツー過ぎる佇まいです。向かいの河原に以前、山口混浴露天風呂があった場所の真ん前というと四万温泉に来た事ある人ならわかるかな。混浴露天風呂は入浴客のマナーの悪さから閉鎖になり、今は足湯になっています。
ね、フツー過ぎて宿の一部かと見逃しそうになるw入口も脇にあるから目立たないし。
唯一、この立札が目印か。
右脇の石段を登ると入口。
中は草津の公共浴場千代の湯のよう。更衣室に募金箱あり。使用料として心付けを投入。ここは目立たないせいと、側に駐車所がないせいかがらがらで、自分が入ったときはちょうどひとり出るところで、そのあとは誰も入ってきませんでした。
二つ湯船があり、それぞれ2名ずつ4名なら一度に入れそう。投入する源泉の量を奥と手前で変えてあり、多めに源泉が入る手前が熱めで、細くしてある奥がぬるめでした。御夢想の湯もですが、湯船が小さい公衆浴場で源泉かけ流しのため、湯船はすぐに熱くなってしまいます。埋めるためにホースがあるので、熱すぎたら水いれましょう。帰りに水を止めることを忘れずに。ただし、地元の人が入っていると埋めるのダメな場合もあります。そこは地元の人とのお風呂コミュニケーションで確認しましょう。
誰もいない上乃湯は、ゆっくり浸かれてぽかぽかのつるつるになりました。四万温泉は草津の仕上げ湯とも昔から言われていて、草津の強い酸性で荒れた肌を、四万の優しい湯で整えてから帰ったそうです。お湯はほぼ無臭で、感触はさらさら。湯から上がると肌がしっとりする感じ。街中に飲泉所があり、ダシのような旨みのある塩加減ですごく美味しいお湯です。私はここの飲泉が大好き。
四万温泉からの帰り道、日本名水百選の箱島遊水地が近いので立ち寄りしてみました。大きな杉の根元から湧水が勢いよく吹き出しており、一日3万トン出ているそうです。流れの脇の平たい岩の上にかがんで、直接流れから水を汲みます。今まで湧水というと差し込まれたパイプから水が出ているパターンか、高い場所から水が流れ落ちているのを汲むパターンが多かったので、地面を這う流れから水を汲む事は物語やアニメでしか見たことがなく新鮮な体験でした。水は甘くて柔らかい軟水で、家で水割りを作ったらすごく美味しかったです。
自分は正月1/4から勤務でしたが、オットは1/7から。1/6の夜に都内に用事があり車で来ていたオットと勤務地で合流して、デパ地下の半額セールで夕飯を買い物して帰りました。デパート指定駐車場で係りのおじさんが、「上をみてごらん。2021年だよ」と言うので見上げたら、ホテルの窓が2021でその下がウシの顔になっていました。ここの駐車場所のおじさんはいつも親切で好感度高いのですが、『それだけホテルが空いてるって事なんだよねー』とすこし悲しそうに言っていたのが印象的でした。
そんな、年明けでした。