どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

八幡平→十和田湖奥入瀬→八戸→山形/夏の北東北周遊旅②

 翌朝8/10、宿を出て青森へ向かいます。

昨日も今日も、岩手山は頭に帽子かぶってる。山のこの状態を『シャンプー中』と例えた方がいたが、言い得てると思うw

今日は青森の酸ヶ湯キャンプ場を予約してたけど、実は昨夜訪れた八幡平の銭湯で右足小指をタイル壁の角にぶつけ、小指が変色して腫れてる状態(涙)。びっこ引き引きで歩いてるんで、キャンプ設営が難しい&フェーン現象で思ってたより酸ヶ湯キャンプ場の気温が高く寝れるかわかんないってコトで、急遽八戸でビジホ探し。ドーミーイン本八戸が取れたので、今日は予定変更して八戸へ向かいます。

 

通りすがりに岩手!って景色を発見し、車を止めて撮影。岩手山と酪農農家の図、これぞ岩手県。このポイントは写真ポイントらしく、次々と車やバイクが来ては写真撮ってた。

岩手県側から十和田湖へ向かう。いつも十和田湖には青森側から来てたので、この発荷峠展望所は初めてかな?

パノラマで発荷峠からの全景を。

20年ぶりくらいに十和田湖見たかも。やっぱりでかいな、日本で深さ3番目の湖。

十和田湖の子の口から奥入瀬渓流を通り、八戸を目指します。

この日もフェーン現象で蒸し暑く風も無く、常に涼しい奥入瀬の渓流沿いでも不快でした。奥入瀬歩くなら、涼しい時に渓流沿いをずっと下まで歩きたい。

という訳で、しばし、奥入瀬の阿修羅の流れをお楽しみください。

親が青森出身のため、奥入瀬渓流は子供の頃から何度も来てるけど、この阿修羅の流れが一番奥入瀬っぽい名所だと思う。足が痛くなければ歩こうかと思ってたけど、足も痛むし暑いし。なので、今回も阿修羅の流れだけ見て奥入瀬観光はおしまいです。

あまりの暑さにソフトクリームを求めて入った奥入瀬渓流館、 館内にある青森リンゴスイーツ専門店『あら、りんご。』でスイーツ三昧にチェンジ。 https://alaringo.com/

タルトタタンピンクレディーとフジと二種類あり、フジは甘いという説明を聞いてピンクレディーをチョイス。 ピンクレディーは赤みと酸味がある種類らしく、りんごの爽やかな酸味が土台のタルト生地の甘さにマッチした、たまらないタルトタタンでした。

奥が品種別アップルパイミニ。紅玉とフジがあったので紅玉チョイス。

手前がキャラメりんごケーキ。 紅玉アップルパイは爽やかな紅玉の酸味と中のカスタードが最高のハーモニー。パイ生地はサクサクで旨し。

キャラメりんごはキャラメルムースにりんごコンポートがつつまれ、表面はキャラメリゼされたザクザク食感が楽しかった。

三種類のケーキはどれもメチャ旨でした。

八戸の八食センターへ移動。 https://www.849net.com/

ここは海鮮市場が有名な、八戸の台所的存在です。海鮮だけでなく肉も野菜も惣菜も菓子も酒も豊富な大きな市場。 そして、市場で買った魚介を炭火で焼いて食べる七厘村があるのです……♪今日の遅めの昼ご飯です。

まずは、自分たちへのお土産に塩ウニを買います。塩ウニとは、材料はウニと塩のみ、新鮮なウニを塩してビンに詰めたやつ。昔から大好物です。

今は値段が上がってしまったけど、昔は青森市内の市場で牛乳瓶に詰められて1,000円程度で、イクラなんか500円だったんだよー。 大間産の2,100円と、右隣の甘塩新物2,000円、その隣の隣チリ産800円を購入。食べ比べするのだ。

これを白飯に乗せて海苔で巻いて食べる幸せ。もちろん酒の肴としても最高。まだ旅は続くので、持参せずにクール便で自宅配送手配。帰宅日の夜に時間指定で。

このズラリとウニ製品が並ぶ冷蔵ケース、たまらない。左から右へと大人買いしたくなる。

1,200円のいくら、昔500円だったのにー。昨今イクラが採れなくて高くなってます。

あとは刺身用ホヤも買って、クール便手配。ほかに市場内の酒屋で陸奥八仙のピンクラベルも購入。宅配手配しました。

次に場内にある七厘村で受付。一人400円、飲み物代金は別です。

それから七厘村のカゴを持って炭焼きして食べる海鮮を選びます。場内ならどこで買ってもOK、お惣菜も場内の物は持ち込みOKです。

あちこちの店を見て回り、あれこれ悩むのも楽しいけど、あまり時間かけると食べる時間がなくなるジレンマ。あらかじめ何と何は絶対焼きたい!というアウトライン決めておくと吉です。

我々はアワビとホタテは絶対焼きたいで、焼き物だけで腹一杯にするには時間もお金もかかるから、海鮮丼などのご飯ものも買っておこう作戦。

人数が居るなら、ホッケなどの開きも安いからねー、焼くのいいよなー。

先ほどの貝を売る店で、大きめのホタテ5枚1,000円をチョイス、これは刺身でいけるホタテです。それからアワビはミニサイズで500円をチョイス。アワビ、これより大きいと一個1980円とかになるので、それはヤリ過ぎ。

他に海鮮丼と、

海鮮ウニ丼をチョイス。

天然もののホヤ400円も。天然はオレンジ色でなく、くすんだ灰色みたいな色味です。でも甘くて旨し。

さあ、焼いて食べて行きます。

車できてるからノンアルコールサワーで乾杯。 ホタテは身がプリプリだし、アワビはムチムチだし、海鮮丼は旨いしで最高の昼飯でした。

夜は八戸の歓楽街で飲み、締めはドーミーインの名物夜鳴きそば。これがサービスで無料だし、最上階は温泉だしで、ドーミーイン、いいビジホでした。二人で13,000円です。

翌日8/11は八戸の蕪島を見に。 この日も東北は猛暑。ここで35℃くらいありました。

ただし、空は晴れて気持いい晴天です、蒸し暑いけど。

ここはウミネコの繁殖地だそうです。でも、すぐ隣の海辺で地元の皆さん海水浴してるー。人の立ち入りを禁ずるような 神経質な保護地ではない感じでした。

次は種差海岸へ移動。 海岸まで緑地の続く景勝地です。

ここがまた木陰が涼しくて~。海からの冷たい風が常に吹き付けるので、常に涼しい様子。 

木陰に椅子を出したり、敷物やポップアップテントを出してくつろぐ方がちらほら。 我々もしばらくくつろいで、クールダウンしました。

海の青と空の青が気持ちのいい開放感です。

遠くの浜は普通に砂浜なのに、ここだけ草地で、海辺は磯。

海から冷やされた風が常に吹き上げてきて、気持いいです。木陰にいたら天国。

あの東屋を目指します。

東屋から望むと、こちら側の奥はキャンプ場になってました。風が吹き抜けて気持ちよさそうなキャンプ場かも。

東屋でしばしクールダウン。日差しが無い分さらに涼しくて、身体を冷やしてまったり出来ました。

さっきまで35℃表示してた車の温度計も28℃を表示。涼しくて美しい、いい場所でした、種差海岸。

海辺の美しさに離れがたく、しばらく海沿いを走っていたら、 ハマの駅はしかみを発見。お腹も空いてたので立ち寄り。 https://aldiva.jp/

海を眺めながら食べれる最高のロケーションのレストランで早めのお昼に。

あぶらめのカルパッチョ。あぶらめとは関東ではアイナメのことです。850円、安い!

めちゃ旨でした、アイナメ

魚のフライは390円。

ウニが名産らしいので、ウニクリームパスタセット1650円をチョイス。ウニがこれでもかと入ってました、もちろん旨し。

添えられた茶色のはパン。ウニソースをパンで拭って綺麗に完食しました。

オットは海藻ラーメン・ミニウニご飯付き1,400円。

ウニご飯、生ウニは甘くてとても美味しかった、大満足。物産売り場も鮮魚が豊富でとても良かったので、また絶対リピートしたい。

何しろこの景色を眺めながら食べられるのがいい。エアコンも効いていて(北東北はエアコンが古くて効きが甘かったりするお店もある)、料理も美味しく、いいとこでした、ハマの駅はしかみ。

さて、八戸から山形へ移動します。地味に350キロあり、5時間かかります。

山形のホテルに着いて、荷物を置いて一休みしたら18:30に予約した居酒屋へ。

https://yamagata-sakanaichi.jp/

山形といえばやっぱり十四代。オットがまだ十四代飲んだ事が無いと言うので、確実に十四代がある居酒屋を予約。このために昨日も一昨日も日本酒は飲まないでガマンしてきました。

突き出し。黄色のはもろこし豆腐。生麩みたいにもっちり食感が美味しかった。真ん中はタコワサ。右端は砂肝。

まずは生ビールで乾杯!

生酒の十四代なんて初めて見た。値段も初めて見たよ、一合2,750円。

……一合で四合瓶のいいヤツが買える値段、しかもこれで十四代メニューの下から二番目の値段。上は4,400円、しかも『ここに書いてある以上もありますんで、言ってくださればお出しできます』と囁かれるんだぜ……

一合の値段じゃねえ。飲むけどさ。

ただし、べらぼうに旨い。つまみがいらない、あっても塩ぐらいでいい。

ぺそら漬け(塩ナスに唐辛子入れて着けたやつ)、ばくらい、タコワサ、荒塩という、日本酒迎撃線たち。

純米酒が好きなのでと、選んでもらった洌、またこれも旨口で美味しい。

一合1,650円の十四代も試す。

もちろんめちゃ旨いが、2,750円には負ける。恐るべし一合2,750円の生酒十四代

地産地消で県外に出回らない最上川大吟醸一合1,500円も注文。これはすこし苦味を感じる系で、イマイチ我々の好みでは無かった。

お酒ごとに出てくる酒器も変えてあって、それも楽しかった。これは最上川の酒器。

お料理の注文がひと品抜けていたお詫びにと、店から振舞われたこのお酒も激ウマでした。 料理もすべて美味しかったし、いい店でした、酒菜一。

山形に来て、十四代飲みたい!って方にはオススメです、この店。なにしろ10Pくらいあるメニューのうち料理2Pで残りは全部酒メニューwいい意味で偏ってますが、接客もいいし、ムードもいいし、また機会があれば再訪したいと思えるお店でした。

翌日8/12は朝から雨天。ホテルの窓から見た山形市もどんより。足を痛めてなければ蔵王を歩く予定でしたが、歩けなくても車で上まで行ってみて観光する予定でした。この天気では蔵王観光はあきらめて、冷やしラーメン食べて帰ろうかと。

まずは物産館ぐっど山形へ。山形名産のスイカ、中玉くらいがひとつ1,000円で売ってた。

ちょうど夜から妹一家が来るし、姪もいるからひとつ買って帰りました。よく冷やして翌日切りましたが、オレンジかかった黄色で、種がすくなく、めちゃ甘くて旨い品種でした、このサマーオレンジ。スイカをあまり食べないオットがよく食べるくらいの旨さ、関東でもまた売ってないかなあ。

その後、山形名物冷やしラーメンが食べられる店を探して、金ちゃんらーめんに。本店は混んでましたが、支店でどうにか入れました。

冷やしラーメン、うまかったー!なんでこれ関東で流行らないのかしら、キンキンに冷え、氷も入ったラーメン、夏に最適です。

私は鳥中華の冷やしを注文。鳥中華は、サラダチキンが乗って揚げたまが入ったたぬきそばの汁に、麺がラーメンな感じ。これもサイコーに旨い! そばつゆにラーメン、合うじゃない!これも関東で流行って欲しい~、ラーメンよりさっぱりしていいわ。 

さて、三泊四日の夏の東北旅、怪我や暑さで大幅な予定変更もありましたが、とにかく今回は八幡平歩けたのが自分的に大満足でした。

涼しく心地良くて美しい、天国みたいな快適な場所でした、八幡平。こうやってまた再訪したい場所が増えていく~という、嬉しい悲鳴が出てしまう。立山も夏に再訪したいし、八幡平もまた行きたい、白馬栂池も行きたい。上高地もまだ行けてないし、木曽駒ケ岳も行きたいし、乗鞍岳も行ってみたい。

まだまだ、あそこもここも行きたいとこだらけ。私には日本はまだまだ広いです。