どんな人生にも雨の日はある。

登山初心者の山歩きの記録と日常。行ける山から少しずつ。

リハビリ山歩き・赤城山地蔵岳・小沼・覚満淵 10/26

8月お盆に東北遠征した際のコト。リベンジ出来た八幡平の素晴らしい景色の余韻を噛み締めつつ、登山後の温泉へ向かいました。前年5月に来た時に臨時閉館だった入浴施設にやっと入れて、登山の汗を流し、浴槽に浸かるその時。利き脚である右足の小指を、温泉浴槽の端のタイル角にがっつりぶつけました。よくある、タンスの角に足の小指をぶつけたスタイル。通常なら小半時もすれば痛みは引くはずですが、風呂から上がってもズキズキする痛みが引かず、だんだん腫れてきて変色してきて……。たぶん、強めの打撲、もしかしたら小指骨がヒビくらいイッてる気配。しかもこの日は遠征初日。残りの遠征日数を痛む足を足を引きずりながら過ごしたので、いまいち楽しめなくて。旅行予定も、オートキャンプ場を使って安上がりにする予定が、急遽すべてビジホ泊に変更。サイフ的にも、足指的にも、なかなかツラい夏休みになりました(涙)。

そんな右足小指が2ヵ月経ってやっと治ったっぽいので、リハビリの山歩きです。足の小指って、痛めてみてわかりましたが、日常歩きに結構使っているのね。痛くてヒールは履けないんでスニーカーを購入して通勤してました。最近の流行り的に皆さんロングスカートで足元スニーカーが多いから不自然に見えずに助かった。しかし、おかげで夏後半に山系アウトドアはどこにもいけず、フラストレーション溜まりました。

今日は紅葉を見に、赤城山・初の地蔵岳へ行ってきました。噂の長い階段を越えて、広くて見晴らしの良い山頂へ。 サクッと登れる200~300の標高差で、山頂からの見晴らしは抜群。また季節を変えて登りたくなる山でした。

地蔵から下山したらそのまま小沼を一周。冬のアイスバブルの小沼しかみてなかったから、水の動く小沼は新鮮。その後覚満淵に移動してお昼を食べ、一周して帰宅しました。 天気にも恵まれ、楽しいリハビリ登山になりました。

 

朝6:45前には自宅を出て、関越道を赤城ICで降りました。赤城山ビジターセンター駐車場に9:17着。トイレを済ませ、小沼駐車場へ車移動。道路を5分ほど歩いて、地蔵岳の登山口から噂の長階段を上がります。地蔵岳は長い階段の山。でも、階段の段差がかなり低く設置されていて、歩きやすい良い階段です。尾瀬の階段に似てる。

で、着圧タイツを履いてると、トイレが近い感じがして、さっきビジターセンターで行ったけど念のため小沼駐車場にあるバイオトイレへも寄りました。

結論:小沼駐車場のトイレはマジ止めたほうがいい。……死ぬかと思った。締め切りされたバイオトイレ内は臭いがすんばらしく、臭いで吐きそうになったの久々。あまりの激臭に鼻をふさいで口で息して用を足してすぐ出たけど、目はシバシバするし、口呼吸で吸い込んだ喉もイガイガするし、肺にも残った感じがしたし、あれはアンモニアバイオテロ

長い木の階段→岩ゴロゴロの登山道のつづれ折り道→木道の平坦な道で、山頂まではだいたい30分ほど。 途中、振り返ってみたら小沼!

平坦な木道になったら、山頂はもうすぐです。山頂の電波塔も見えてきます。

さっきは目線ぐらいの高さに見えた小沼があんなに下に見える。なにげのこの高さを歩いてきたヒトの足ってすごいと思った。左には草紅葉が茶色い覚満淵も見えてる。

振り返ってみたら、ススキが日に透けて綺麗。この日はお天気もよく、登りは日が当たる場所では暑いくらい。

山頂到着。貧脚で、しばらく山歩きしてない私でも40分ほどで来れました。

前橋市内が一望。天気が良かったので、肉眼では奥に北アルプス鹿島槍の双耳峰も見えましたよ。

同じ場所をパノラマで。開けて気持いい山頂部です。

前橋市街地の反対側は大沼が一望。

パノラマで。奥に連なる山々までくっきり見える、本当にいい天気でした。

奥に特徴的な双耳峰の尾瀬の燧岳が見えてます。

この日はほんと絶好の登山日和で、平日にもかかわらず、山頂はけっこうな人でした。まあ、30分でこの景色ならみんな来るよね。

三角点にそんなにこだわらない山歩きしてますが、一応。←ピークハンター的な山登りができるほどの脚は無い貧脚ゆえ(涙)

NHKやTBSなどの電波搭がずらり。赤城山はひとつの山の名前ではなく、複数の山々の集合体ですが、電波搭があるやつが地蔵岳なのでわかりやすい。

天気も良くていい景色~。地蔵岳は紅葉は終わりかけてたけど、ススキが日に透ける景色が秋らしくて良かった。さて、次は下に見えてる小沼、あそこを周回します。

小沼湖畔へ降りていくと、赤く色づいた木が。湖沼と赤い紅葉はやっぱり合うわー。

静かな、晩秋の小沼。今年始めに、この水の上をアイスバブル探して歩いたかと思うと不思議。

 

aoituki.hatenadiary.com

 

湖畔一周していると、落葉した木立の中に赤く色づいた木を発見。やっぱり秋はこの色味を見たい。

一周してきて、正面に地蔵岳が。

この角度の小沼、見覚えがあると思ったら冬のアイスバブル探しで見てたな。

来た方を振り返る。長七郎山へ続くこの稜線も登山道があります。右手に小沼を見下ろしながら歩けそうで、今度歩いてみたい。

湖畔を進むと地蔵岳が近づいてきた。さっきまであの地蔵岳の山頂に居たかと思うと感慨深い。

赤い実はたぶんズミかな。赤い実ごしの地蔵岳、秋の風景。脳内で小さい秋が流れるw♪誰かさんが~見つけた~♪

ズミの潅木から覗いた小沼。赤い実と青空と小沼の青緑の対比。秋の赤と青。

ナナカマドの実と青空、山の秋の赤はやっぱりナナカマド。

ビジターセンター駐車場に車移動。覚満淵を歩きます。

冬はこの水の真ん中をスノーシューでザクザク突っ切ってたのに、不思議~。

水は浅く澄んでいました。対岸の草紅葉の黄金が綺麗です。ミニ尾瀬とも言うみたい。

湖畔にベンチとテーブルを見つけて一休み。持参したおにぎりとカップ麺でお昼ごはんです。この景色見ながら食べる、昨日夫婦で皮向きして炊いた栗ご飯おにぎり、絶品でした。

昨日買ったこのコーヒー、名前が素敵だから今日飲もうと持参。 ハッピーホリディよ、今のとこ。

この景色見ながら飲むコーヒー、サイコーでした。喫茶・覚満淵w

赤城山の素晴らしい景色と、見事な晴れ空に感謝。

覚満淵はぐるりと一周しても1キロほど。風はあるけど強くなく、気温は13℃くらいで歩いていれば寒くないし、日が当たれば暖かいし、いいアウトドア日和でした。

奥にさっき登った地蔵岳。自分が登った山を見ながら一周するのもまた楽し。今度来るときは真っ白の世界かな。その時もどうかよろしく、今日みたいな穏やかさで迎えてください赤城山

帰宅して、登山の労をねぎらう為に、最近地元の駅の反対口に出来たジンギスカン店へ歩きで向かいます。

ここのジンギスカン店、つき出しの代わりにダシで溶いた卵汁が出てきて、それを野菜にぐるりとかけてくれます。上から流れるラムの脂が染みた、玉子入り野菜炒めになり、それだけでも美味。

ラム肉美味しく頂きましたごちそうさま。野菜に卵が入るせいか、野菜炒めでけっこう満腹になります。生ラム肉は柔らかくて臭みもなく美味しく、生ビールも旨く、山も歩けて、満足の一日でした。

やっぱり、普通に歩けるのは素晴らしいわー。足の小指を痛めてわかる、五体満足の素晴らしさです。身体は大切にしなきゃ、換えが効くものではないんだし。